いのありworld
□雨の日
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「いきなりなんだよっ、」
って言いつつも、
自然にニヤけてしまう。
「えー、でも、体は
素直でしょ?」
傘を傾けた彼の
もう片方の手が顎を掴む。
「ほら、キスして
欲しそうな顔してる、」
「んっ...//」
優しく重ねられる
唇に、
ほんとに愛されてる
んじゃないかって
毎回勘違いしては、
自分で否定して...
「っ//ぷはっ..」
「ばか、苦しいなら早く言えよ」
「苦しくなんてないもん」
「素直じゃないね、
そんなとこも大貴の魅力だけど」
彼に合う度確実に、
好きになってる
「あ、ついた
先二階行ってて、」
そう微笑んだ彼に
「ん、慧待ってるよ....」
そう、雨の日限定で.....
えんど。