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□Buddy,Bunny,Baby
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「ちょっと冷てえかも。これだけ我慢な」

「ひあっ」

入口がひんやりして、中にちょこっと指が埋まった。ぐにぐにとまわりを揉み解しながらどうにか一本のみ込んでいく。何か塗り込むように、ジャンの指が屈伸して粘着質な音が響いた。

「ん、アッ、やあ……何?」

「やっぱクリームじゃ痛いか?一応指は入ったんだけどな」

「ふぇっ!?」

「あーさすがにローションは持ち歩いてねーし。つーか今締まったな」

「あんっ……わ、なんか…変」

内側を擦られるとむずむずする。出し入れを激しくされるとじんじんする。なんだかよくわからない刺激に、それでも身体は逐一反応を示していた。

「ああアッ」

腹側の奥を抉られて出た声に仰天して慌てて口を塞いだ。また同じところを触られて声を押し殺す。それでも嬌声は漏れ出ていた。

「もしかして、ここがいいのか?」

「あっ、ふぁあっ、んあ、アン」

「お前の声けっこうクるな」

「あンッ、あ、ジャン、そこばっかぁ」

「やべ、余裕ねえ」

暴れていた指を引き抜いて、代わりにジャンの昂りが宛がわれる。僕のとは比べ物にならないくらい、太くて、おっきくて、赤黒い、成熟しきったそれ。まだ不安は拭い切れていないはずなのに、僕はとにかく、それが欲しくて堪らなくなっていた。

「まだ怖い?」

「ううん」

「痛かったら言えよ」

「大丈夫だよ。僕、その、早く欲しい」

「バッカ」

ジャンが僕の体幹を優しく扱って腰を押し下げてくれる。括約筋が押しのけられるってこんな風かもしれない。ジャンは僕の顔色を見ながら、時間を掛けて本当に丁寧に挿入してくれた。痛みも殆ど感じない。最初気になっていた圧迫感と異物感も、そうしていると若干慣れてきた。

「動いても平気か?」

「ふうっ…は、あっ、ゆっくり…なら」

「悪い、もう出そうだ」

ジャンは切なげにそう言うと、僕を膝に乗せたまま少しずつ出し入れを始めた。

「んんぅっ、あう、アッ」

「きついな。ちゃんと息吐け」

「ひゅうぅ、はあう、んっんっ」

「アル、ミンっ」

「ああンッ、前、っめぇ」

「こっちに意識やってろ」

「はうんっ、あっ、あうぅ」

「マジうさぎみてーだな」

ピストンが加速する。前も後ろもどろどろに蕩けて、ジャンに触られてる箇所がみんな熱いせいで頭が働かない。

「ジャンぅ、だ、めぇ」

「俺も、やばい……イ、くっ」

奥の弱いところをまた男根でぐっと押し込まれ、僕は声にならない声を上げて果てた。ジャンのが中に噴き出されるのを感じて、瞬間、彼にぎゅうと抱きつきながら享受することで行為は済んだ。





「と、いうわけなんだ」

ミカサが瞬きもせずいつもの無表情でエレンの出方を待っている。いい戦術だ。兵法に則っている。その横でエレンはげっそりと眉尻を下げて見せた。

「嫌に詳細だった気がするのは俺の気のせいか?」

「ごめんね。二人は幼馴染だし、ちゃんと話しておきたくて」

「合意なら問題ない……」

「それだ」

「は?」

「セックスをしてから、なんだかジャンが僕を避けてるみたいなんだ」

「でも、アルミンはジャンが好きなんだろ?」

「勿論だよ。でもジャンはそうじゃなかったのかもしれない。僕とは流されてしてしまっただけで、本当はやっぱりミカサが」

「有り得ない……」

「でもその時のジャンは終始普通じゃなかったっていうか、辛そうで、ちょっと強引で、それがまた一段と色っぽくて、かっこいい」

「もういい。いいからさっさとリア充してこい」

「えっ、聞いてた僕の話?」

「末長く爆発しなさい……」

end.

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