君の記憶。
□#3.
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「..........お、お兄ちゃん....!?」
??「やあ。俺のこと覚えてたんだ。」
「.....うん....お兄ちゃん!!!!!!」
ホルンは久しぶりに
再会した人に涙を流しながら抱きついた。
??「ホルン俺は泣くなって教えただろ?」
「....う、ぅぅ...だって..会いたかったよおー!!」
??「あいかわらず..
ホルンはすごく可愛いな。」
お兄ちゃんと呼ばれた人は
すごくホルンと身長差がありながらも
ホルンの背中に手を回して
ギュッと抱きしめた。
「か、かわいく..ないよお.....」
??「俺...ずっと....
ヒソカ「クックッ◆久しぶりだね....イルミ☆」
そう。ホルンのお兄ちゃんとは...
イルミだった。
イルミがなにか言おうとしたところに
ヒソカがわりこんだ。
イルミは軽く舌打ちして、ホルン
から手を離した。
イルミ「うん、久しぶり元気だった?」
ヒソカ「見ての通りさ☆」
イルミ「ヒソカから連絡があったときは
さすがにビックリしたよ。」
イルミはポケットから携帯を取りだして
何個かボタンを押すと、
ヒソカに携帯の画面を向けた。
ヒソカ「僕の目の前で探しものが倒れた☆」
ヒソカはイルミの手から携帯を
奪うとメールを読み上げた。
そしてまたいくつかボタンを押すと
携帯をイルミに返した。
「????」
イルミ「...ホルン...
もしかしてあいかわらず鈍感?」
ヒソカ「もちろん◆面白いよ☆可愛いし◆」
「お兄ちゃんとヒソカのやり取りがよく分からなくて...(笑)」
イルミ「はあー。さすが。
あれ?ところであいつは?」
ヒソカ「連絡したけど今仕事中らしい◆」
イルミ「へー。別にどうでもいいけど。
なんでヒソカはホルンが分かったんだ?」
ヒソカ「可愛いから◆」
イルミ「...可愛い、可愛すぎる。
ヒソカ..ホルンに変なことしたか?」
ヒソカ「まだだよ☆そのうちするつもり....」
イルミ「そんなことしたらゆるさないよ。」
「まままま、まってー!!!
よくわかんない....;;;;」
ヒソカ「可愛いな◆」
イルミ「うん。」
「お兄ちゃん、私...夢を見たの...」
イルミ「どんな?」
「..お兄ちゃんが出てきたの。私が泣いてたらお兄ちゃんが優しく抱き締めてくれて、約束をしてたの。ずっとお兄ちゃんの側から離れないって。これって本当にあったのかな?....その時お兄ちゃんを思い出したんだよ。」
イルミ「....夢か。
.......本当にあったんだよ。」
「本当にあったの?なんで...私は流星街にいたの?」
イルミ「......ごめん。」
「なんでなの...?分からないよ...」
ホルンの目に涙がたまっていた。
泣きそうな事をイルミにばれないように
涙をふいた。
イルミはホルンの声からして
泣きそうだということを分かっていた。
「お兄ちゃん...答えてよお!!」
ホルンの声が部屋中に
響いた。
イルミは自分の拳をギュッと握って
ホルンに話した。
イルミ「....ホルンは5才の頃..
俺たちの家で引き取られたんだ。その時はなんでホルンが家に来たのか分からなかった。ホルンは毎日毎日泣いていた。誰が話しかけても喋らなかった。.....泣くしか出来ない...心がない...人形みたいだった。そんなある日ホルンにすごい力が眠ってるっと分かった。それを親父が目覚めさせようとした、けど...無理だった。逆に大変なことになってしまったんだ。それを恐れてみんなホルンに近づこうとしなかった、けど...俺はそれでも話しかけ続けた。いつか喋れるようになるように。そしてもうすぐ7才になるという頃...まだ泣いていた。俺はホルンを抱き締めて泣くな。俺はお前のお兄ちゃんだ。っていい続けたんだ。そしたらホルンは、話せたんだ。そして約束をした。でも...ホルンは7才になったときゾルディックの家から消えたんだ。」
「大変なこと....?だいたい分かったよ♪ありがとう!!」
イルミ「いえいえ。ところでヒソカ...どうする?」
ヒソカ「....長かったね◆ホルンをゾルディックの家に連れていけば◆?」
「私が...?行くの??」
イルミ「うん。そうしようか。今すぐ行く?」
ヒソカ「僕はここにいるよ◆...団長に....連絡しないと☆」
イルミ「わかった。じゃあ行こっか。」
「うん♪楽しみー!!」