異世界旅行者エジプトへ行く

□7章 ダークブルームーン
3ページ/3ページ





うわー、こいつ船長じゃなかったよ・・・
とか考えてたら急に少女の叫び声。


見ればなんか気持ち悪い奴が少女を掴んでいた。



どうやら月≠フカードで、水のトラブル、嘘と裏切り、未知の世界への恐怖、を暗示するカードらしい。

ついでに言うと、名前はダークブルームーン


「・・・・てめーらと6対1じゃあさすがのおれも骨が折れるから正体を隠し、ひとりひとり順番に始末してやろーと思ったが・・・・・

ばれちまってはしょうがねぇーなぁ。6対1でやらざるをえまい。
この小娘が手に入ったのはこの俺に運が向いている証拠・・・・」


『あー、待ってくれおじさん。』



「なんだね?」



にしても、よく捕まる少女だなぁ・・・。
さっきも助けてあげたばっかな気がするんだけど・・・・・
なに?もう2、3回取り返してあげたよな?


俺はダークブルームーンとの間の空間を切り取って後ろに埋め込む。


ぐん、と距離が縮まったところでスタンドに蹴りを入れた。そりゃあもう思いっきり。


ついでに近くにいた本体も殴りとばしといた。



「なっ・・・!?」



『バーカ。始末されんのはてめーだよ。』



まだか弱い少女にお前・・・・怖い思いさせやがってお前・・・・・・。

俺は海に突き落として少女を助けるだけだけど、きっと承太郎とか典明がお前を始末してくれるからな!?



急な攻撃に体制が崩れ、海へ落ちるダークブルームーンから少女を引っ張り上げて抱きとめる。



「へ・・・?あ、ありがとう、お兄さん・・・・!」



『どういたしまして。怪我はないか?』



こくこくと首を縦に振る少女を見て安心し、床へ降ろしてやった。


「・・・・さて、ガキも助かったことだし、おれはあいつを倒しに行ってくるぜ。」


「!?待て、承太郎!海の中はあいつのテリトリーのようなものだ!危険すぎる!」



「花京院、ならどーしろって言うんだ?
あいつをたおさねーとこの先進めねーぜ?」



『あー、俺が倒しときゃあよかったな・・・。』



俺のよわっちいスタンドじゃ倒せるわけないけど・・・・・


スタープラチナを出して、承太郎は海へ飛び込んだ。



_________________






…………承太郎が海から上がってくるまではほんの数分だった。


戦いのことを聞くと、「刺身にしてやったぜ。」と満足そうに言っていた。

…刺身食いてぇな。




end
___________
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ