異世界旅行者エジプトへ行く
□7章 ダークブルームーン
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うわー、こいつ船長じゃなかったよ・・・
とか考えてたら急に少女の叫び声。
見ればなんか気持ち悪い奴が少女を掴んでいた。
どうやら月≠フカードで、水のトラブル、嘘と裏切り、未知の世界への恐怖、を暗示するカードらしい。
ついでに言うと、名前はダークブルームーン
「・・・・てめーらと6対1じゃあさすがのおれも骨が折れるから正体を隠し、ひとりひとり順番に始末してやろーと思ったが・・・・・
ばれちまってはしょうがねぇーなぁ。6対1でやらざるをえまい。
この小娘が手に入ったのはこの俺に運が向いている証拠・・・・」
『あー、待ってくれおじさん。』
「なんだね?」
にしても、よく捕まる少女だなぁ・・・。
さっきも助けてあげたばっかな気がするんだけど・・・・・
なに?もう2、3回取り返してあげたよな?
俺はダークブルームーンとの間の空間を切り取って後ろに埋め込む。
ぐん、と距離が縮まったところでスタンドに蹴りを入れた。そりゃあもう思いっきり。
ついでに近くにいた本体も殴りとばしといた。
「なっ・・・!?」
『バーカ。始末されんのはてめーだよ。』
まだか弱い少女にお前・・・・怖い思いさせやがってお前・・・・・・。
俺は海に突き落として少女を助けるだけだけど、きっと承太郎とか典明がお前を始末してくれるからな!?
急な攻撃に体制が崩れ、海へ落ちるダークブルームーンから少女を引っ張り上げて抱きとめる。
「へ・・・?あ、ありがとう、お兄さん・・・・!」
『どういたしまして。怪我はないか?』
こくこくと首を縦に振る少女を見て安心し、床へ降ろしてやった。
「・・・・さて、ガキも助かったことだし、おれはあいつを倒しに行ってくるぜ。」
「!?待て、承太郎!海の中はあいつのテリトリーのようなものだ!危険すぎる!」
「花京院、ならどーしろって言うんだ?
あいつをたおさねーとこの先進めねーぜ?」
『あー、俺が倒しときゃあよかったな・・・。』
俺のよわっちいスタンドじゃ倒せるわけないけど・・・・・
スタープラチナを出して、承太郎は海へ飛び込んだ。
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…………承太郎が海から上がってくるまではほんの数分だった。
戦いのことを聞くと、「刺身にしてやったぜ。」と満足そうに言っていた。
…刺身食いてぇな。
end
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