黒子のバスケ

□いつも傍に
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お前はいつの間にか俺の傍にいたんだな。
気付かないうちにどんどん俺の心
にいたのだよ。


初めはただ明るくて、自分と正反対なやつ、
くらいにしか思っていなかった。
何故か放課後のシュート練の時は
必ずいるし、呼び方が真ちゃん、になって
いるし、俺にいちいちつきまとってくるしで
第一印象は変わり者、だった。

高「あー、宮地先輩今日も怖かったなー。
  真ちゃん、2回くらいビクついただろ?」

緑「なッ!!ビクついてなどいないのだよ」

高「そームキになるところがますます

  怪しいよなwww」
緑「はー.....。...そういえば、何故お前は
  俺といるのだよ。」

高「は?」

緑「放課後のシュート練の時も必ずいるし
  何かあるとすぐ俺の所にくるだろう?」

高「...あー、やっぱり覚えてないか。」

緑「...?何の話なのだよ」

高「俺、お前に一度やられてんだわ」

緑「...」

高「ちょ、黙らないでよー。別にそんなに
  気にしてないし。一緒にいたのは....
  コイツに認めてもらいてぇ、って
  思ってたから、かな?」



衝撃的だった。
高尾の性格上、なんとなく、とか他意はない、
とか返ってくると思っていたから。


緑「それならそーと言えばいいだろう?」

高「俺はお前に負けたけど、認めて欲しいから
  認めてください!、って?」

緑「.....」

高「別に気付いて欲しかったワケでもねぇし。
  ...今となれば普通に真ちゃんの事
  好きだぜ?ちょっと変わりモンだけど
  根はいい奴だし。」

緑「なッ////」

高「あれ?真ちゃん照れてんのw?」

緑「う、うるさいのだよッ!!!!」

高「ま、そういうワケだから。
  ....これからも一緒にいてもいいか?」

緑「フン、別にそんな事、許可を取ることでも
  なぃのだよ。」

高「そっか。」



このドキドキが恋、だと気付くのは

もう少しあとのお話。
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