黒子のバスケ
□俺はお前が好きだ。
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日が経つにつれて、自分の体の変化に気付く。
自分で言うのもアレだが、恵まれたセンスや
体格はあると思ってた。
しかし、想像を上回るソレに。
気持ちは離れていくばかりで。
――本当に大切なモンまで手放しちまったんだ
青「悪いな、テツ。もう、俺には
お前が必要ねぇんだ」
そう。
大切だったハズの恋人ですら。
青「お前はさ、俺より強い奴なんて
すぐ見つかる、ってたよな。
だけど....きっとそんな奴いねぇ。
俺に勝てるのは俺だけだ。」
悲しそうなテツの顔。
今にも泣きそうで、そんな顔を見ると
胸が痛くなる気がした。
青「さよなら、だ。テツ」
それでも別れを告げた。
胸の痛みに気付かないフリをして。
自分だけが傷ついたんだ、と
自分のいいように思い込んで。