放射線と福島

□風評被害
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野菜や果物など福島県の主力産業である農業に放射線は多大な影響を与えた。

放射能汚染による、福島県内産の食物の野菜、果物、それが含まれる食品の買い控え、買い取り拒否。

花見山公園の立ち入り制限や鶴ヶ城などの観光客の激減、
観光収入の大幅な下落。

原発事故後は、県外に非難した福島のナンバープレートをつけた車に石を投げられる、乗車拒否など心ない仕打ちもあった。



これらは福島が抱える放射線の大きな問題の1つであり、1番身近にある問題である。


子どもを持つ保護者は子どもの健康のために、県外産を買うが
その行動により「福島県民が、自分たちが風評被害をつくっているのでは」と葛藤・不安を抱える人も少なくない。

地産地消とうたわれるように、今までのように福島の野菜や果物が食べたい。

外で子どもを思いっきり遊ばせたい。

これは県民、市民に共通する思いである。

放射線を気にしない、
県内産の野菜・果物を買う、食べる
といった人も多い。

実際、放射線の数値は基準以下なのだから、健康に害はない。


過剰、神経質と言われても、科学的根拠による安全性の証明がされていても
不安・恐怖・不信を持つ人もいるのだ。

これを忘れてはいけない。


批判するのではなく、
安全性への理解を深めてもらうこと、
不安・恐怖を緩和するメンタルケアが必要とされている。
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