福島わらじまつりは、
「暁まいり」に由来し、
日本一の大わらじの伝統を守り、郷土意識の高揚と東北の短い夏を楽しみ、
市民の憩いの場を提供するまつりとして毎年8月に市内で開催されるお祭り。
長さ12m、重さ2tの大わらじが会場をねり歩いたあと、
わらじおどり集団がレゲエ調の平成わらじ音頭に合わせてコース内を華やかに踊る。
『暁まいり』とは、
はその昔、福島市に中央のそびえる、信夫山の羽黒神社に、
仁王門があり安置されていた、
仁王像の足の大きさに合わせて作られた「わらじ」
を奉納したのがはじまり、とされている。
その後、
伊勢参拝などの長旅に出かける人々から健脚、
旅の安全などを祈って、
羽黒神社境内の足尾権現にわらじを奉納するようになり、
戦前は、
市内各地から無病息災・家内安全を願って、
羽黒神社へ毎年五つ位の大わらじが奉納されていたと伝えられている。
毎年2月10日、11日に行われ、
江戸時代から三百有余年にわたり受け継がれた伝統あるこのお祭りである。