SexyZone*Dream
□ギターケースの少年
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―私はギターケースをもっている男子高校生に恋をした。
私はバス通学で、途中からギターケースをもっている男子高校生が毎朝乗ってくる。
しかし、その男子高校生は名前も知らない人。また、バスも私の方が早く降りてしまうため、学校もわからない。
さらに、向こうが私のことを知っているのかどうかすらも分からない。
いわゆる、一方的な片思いってやつだ。
「はぁ」
「おはよ乃愛 、どうしたのよ」
私の親友だ。
「おはよぉ」
「あぁーあれか、ギターケース少年!」
こういうところだけ鋭い。
「うーん、そうなんだよねー」
「さっさと連絡先くらい聞いちゃいなさいよ」
「肉食動物の誰かさんとは違って私は草食系なの」
「ん?誰のことかしら?」
都合よすぎだっつーの。
「まぁ、乃愛のバイト先に来てくれば、少しは話が弾むのにね」
ちなみに私のバイトはカフェです。
「そんな偶然あるわけないじゃん」
「まっ、頑張りなさい♪」
うぅー。