春夏秋冬

□修砕 バレンタイン
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「砕蜂隊長、チョコありがとうございました!」

顔を真っ赤にさせ嬉しそうに喜ぶ檜佐木を見て砕蜂も微笑む。

今年のチョコは去年よりはまぁ上手く作れたと砕蜂なりに思っているが、檜佐木には貰えるだけで嬉しいのだろう。

包みを開け一口。
もぐもぐと口を動かす檜佐木に砕蜂は聞く。

「味、変じゃないか?」

すると檜佐木はいたずらを思いついたかのように笑みを浮かべた。

「気になるんなら砕蜂隊長も食べてみます?」

そう言って砕蜂の口に己の食べていたものを入れる。

「…美味いッスよ今年のチョコも」

ニヤリと笑い、してやったりな檜佐木。

砕蜂の顔はうっすらと頬を染めていて、それを隠すかのように顔を逸らす。
そんな砕蜂を檜佐木は抱きしめる。

「ちょっ檜佐木!」

「あぁ、俺今日砕蜂隊長返す気になれないッス。砕蜂隊長も頂いちゃっていいッスか?」

そういいながら既に死覇装に手をかけている檜佐木に砕蜂はいった。

「…返す気などさらさらないくせに」




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