裏僕小説
□貴方の為に・・・
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コンッ!コンッ!
「ユキ、俺だ、入るぞ」
「あっ!ルカ!入って!」
「ごめんね。出迎えられなくて・・・」
ユキは勉強中で、そこの席から離れられなかったらしい。
「気にするな、突然来てすまないな」
いつものようにルカは、優しい眼差しで微笑みかけてくれた。
(ああ、やっぱりルカの笑顔は一段と美しい・・・。
でも・・・、今日はいつもの笑顔と違うような・・・)
そう感じたが、考えすぎだと思い、ルカを僕の隣に座ってもらった。
「ルカ、こんな夜遅くにどうしたの?」
もう時間は、10時を廻っていた。いつもなら、9時頃にはソドムを連れて、自室で寝てる時間なのに・・・。
「あっ、いや・・・、こうと言って用はないんだが・・・」
「どうしても、お前の顔が見たかっただけなんだ」
ユキは突然の言葉に頬を染め、こんな顔を見られたくないのか、違う作業をし始めた。
「コーヒー作りますね///、ルカは濃いめでいいよね?」
「・・・・・・」
「ルカ?」