詩(詞)

□無言電話
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無言電話



無言電話 話したのは
まだ少しだけなのに
時計見れば 電話してから
もう 10分すぎてました


落ちこぼれのボク
優等生(ミンナ)から離され
「バイバイ。君はここにはいらない」
「そうですか」とボク
思っていた通り
運命には 逆らわないよ

“呆れた”と親。別にいいけど
嫌われ者の私は傀儡

無言電話 君に言った
大丈夫。1人は馴れてる
でも本当は 泣きたかったんだ
いや、泣いて いたんだよ…?


頑張らないボク
何度も自滅行為
「面倒臭いこと、したくはないデショ?」
面倒は嫌 素直な感情
言動にも 表れてたね

「頑張れ」と師が わかっています
笑って頷く 私は道化

無言電話 泣いたらだめ
君が気付いてしまう
君に心配かけたくないから
空元気の道化になりました
見上げる空は高すぎて
背伸びをしても届かない
いつか私もあそこに
辿り着けるでしょうか?


無言電話 長い沈黙
あぁ、時は流れてく
「私、あなたを信じてる」
ふいに君が言った


無言電話 話したのは
ほんの少しだけなのに
君の言葉 揺れる僕の心
静かに支えてくれた


必ず戻るから
そこで待っててね

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