イベント。

□鬼龍院翔生誕祭
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コソコソ…

最近やたらとメンバーや名前ちゃんがコソコソしている。

何か僕に内緒で楽しいことしてるのかな?

もしかして僕だけ仲間外れ?

「ねえ,喜矢武さん…」

喜「え,あ,何?」

「あ,いやちょっと呼んでみただけ…」

喜「そっか」

話が終わると同時に喜矢武さんはそそくさと僕の前を去ってみんなの元へ行く。

みんなでダンボールや色紙などを囲んできゃっきゃ言ってる。

次のライブの小道具?

それならいつもなら僕に言ってからだよね?

「何やってるの?」

ビクッ

みんな一斉に肩を震わせ,バッと囲んでいたものを隠す。

「しょ,翔さん!何でもないよ?;ね,みんな?;」

喜「お,おう!;」

歌「そうだよ!鬼龍院さんはあっちで休んでて!」

「うん……」

休んでてって言われてもなあ…

曲でも作ろうかな。

ヘッドホンをつけて楽譜に向き合う。

今日はいい歌詞思いつくといいな。



*


ヒソヒソ

「翔さん気づいてないみたいだね。」

歌「ほんと,バレたかと思って焦った〜!;」

樽「キリちゃんはこういうとこで鈍いけんね(笑)」

喜「じゃあ作業開始するぞ!」



*


ん〜今日はいい歌詞思いつかないなあ。

そろそろ時間も時間だし引き上げようかな。

…喜矢武さんたちもいないし。

…帰ろ。



プルルルルル プルルルルル


あれ,電話…喜矢武さんから!?


プルルルr ガチャ


「もしもし…?」

喜「お,鬼龍院?今どこ?」

「えっと…まだ事務所だよ」

喜「じゃあ今から俺ん家来て」

「え,家!?」


プチッ ツー…ツー…


切られちゃった…

まあ,行ってみようかな…。



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