イベント。

□準々生誕祭
1ページ/2ページ




「ん〜」

いつもと同じ時間に起きる。

歯を磨いて,顔を洗い,服を着替える。

「いってきます」

誰もいない家に出て行く。

は〜…面倒。休みたい。

なんて言ったって休めないんだけど。

「おはよー」

「準々っ!おはよっ!誕生日おめでとうっ!」

朝からテンションの高い春さん。

「うん,ありがとう。」

今日6月20日か…すっかり忘れてた。

こんな年になると誕生日なんてどうでもよくなっちゃう。

「ジュンチャン」

「メイメイ!!!!!」

「誕生日おめでとう。」

「ありがと」

俺はメイメイのほっぺたにちゅーする。

「も〜(笑)」

いつもなら,肩とかしばいてくるのに今日は何もない。

誕生日って素敵。

「準々いる?」

「いっちゃん!!」

「お。誕生日おめでと」

「ありがとうっ」

ちゅっ

「なっ,おま…」

「誕生日だから許して?(。ω゜)」

「…しょーがねーな。今日だけな」

誕生日さんありがとう…!

そのあとはなんやかんやで輩やクボス,ブルビリ,DOG,BugLugのみんなからも祝ってもらった。

結構いい気分で家に帰っていると,後ろからダダダダダダダッと足音が近づいてくる。

横を通りすぎるだろうと思って普通に歩いていると,後ろから走ってきた人が俺に抱きついてきた。

なんだなんだ。

というか誰だよ。変質者?

顔を見てみると…彼女の名前だった。

「…なんで?」

「何となくここ歩いてたらジュンチャンに会える気がしたの。」

「すご〜い。テレパシー?」

「わかんないけど,そんなことより誕生日おめでとお〜♡」

「ありがと」

「プレゼントもあるんだよ!」

「プレゼント?」

「プレゼントは,私からの愛だよ♡」

「プレゼント思いつかなかったんでしょ?」

「(ギクッ)」

…ギクッてしてるし。図星だ。

「とりあえず私からの愛だよっ」

ちゅっ

「ジュンチャンだいすき♡じゃあねっ」

名前は俺の口にちゅーして愛を吐くと,パタパタと走って帰る。

なんだったんだ。



………とりあえず,最高の誕生日。


END_


⇒あとがき



次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ