イベント。
□準々生誕祭
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「ん〜」
いつもと同じ時間に起きる。
歯を磨いて,顔を洗い,服を着替える。
「いってきます」
誰もいない家に出て行く。
は〜…面倒。休みたい。
なんて言ったって休めないんだけど。
「おはよー」
「準々っ!おはよっ!誕生日おめでとうっ!」
朝からテンションの高い春さん。
「うん,ありがとう。」
今日6月20日か…すっかり忘れてた。
こんな年になると誕生日なんてどうでもよくなっちゃう。
「ジュンチャン」
「メイメイ!!!!!」
「誕生日おめでとう。」
「ありがと」
俺はメイメイのほっぺたにちゅーする。
「も〜(笑)」
いつもなら,肩とかしばいてくるのに今日は何もない。
誕生日って素敵。
「準々いる?」
「いっちゃん!!」
「お。誕生日おめでと」
「ありがとうっ」
ちゅっ
「なっ,おま…」
「誕生日だから許して?(。ω゜)」
「…しょーがねーな。今日だけな」
誕生日さんありがとう…!
そのあとはなんやかんやで輩やクボス,ブルビリ,DOG,BugLugのみんなからも祝ってもらった。
結構いい気分で家に帰っていると,後ろからダダダダダダダッと足音が近づいてくる。
横を通りすぎるだろうと思って普通に歩いていると,後ろから走ってきた人が俺に抱きついてきた。
なんだなんだ。
というか誰だよ。変質者?
顔を見てみると…彼女の名前だった。
「…なんで?」
「何となくここ歩いてたらジュンチャンに会える気がしたの。」
「すご〜い。テレパシー?」
「わかんないけど,そんなことより誕生日おめでとお〜♡」
「ありがと」
「プレゼントもあるんだよ!」
「プレゼント?」
「プレゼントは,私からの愛だよ♡」
「プレゼント思いつかなかったんでしょ?」
「(ギクッ)」
…ギクッてしてるし。図星だ。
「とりあえず私からの愛だよっ」
ちゅっ
「ジュンチャンだいすき♡じゃあねっ」
名前は俺の口にちゅーして愛を吐くと,パタパタと走って帰る。
なんだったんだ。
………とりあえず,最高の誕生日。
END_
⇒あとがき