イベント。
□優生誕祭
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『ねー,優くん。』
優「んー?」
『誕生日なのに私なんかと二人でいいの?BugLugのみんなたちと祝わなくていいの?』
優「いーの。誕生日くらいゆっくりしたいし。」
ま,あいつらのことだからきっと何かしてくんだろうなあ。
『じゃあ公園行かない?』
優「いーよ」
名前と手を繋いで公園に向かう。
名前が必要以上に手を振る。
地味に痛い。
『ついたー!』
優「おーう」
「あ,私トイレ行くから先ベンチ座っててー!」
走って向かってる。そんな我慢してたのかよ
*名前サイド
『おまた!』
聖「おせーよ!」
樹「まあいいじゃん,来ないよりはましだよ(笑)」
燕「じゃあ早速行っちゃう!?」
「燕気が早い(笑)作戦立ててからだよ!」
燕「は〜い」
『えっと,ここがこうで………で,大丈夫?』
「「「ok」」」
『じゃあ行こうか。』
*優サイド
名前おせーな。
トイレん中で倒れてたりしてな(笑)
パタパタパタパタ
「ん?」
パタパタパタパタ
スッ,カポッ,カポッ,トンッ
『きゃー!』
聖「にげろー!」
燕「わーわー!」
将「あっちだー!」
「………………」
なにこれ。
たすきをかけられて,鼻眼鏡ととんがり帽を付けられて,ベンチにいかにもスーパーで買ったと言わんばかりのケーキが置いてある。
…なにこれ。
あいつらのすることは理解できない。
…帰ろ。
たすきと鼻眼鏡,とんがり帽…そしてケーキを持って家に帰る。
今ケーキ持ってるから激突してきませんように。
案の定,誰も激突はしてこなかったが,もっと最悪なことが起こった。
「ただいま」
家に入り靴を脱ぐ。
あれ,俺,灯つけっぱなしで出かけたっけ。
喉渇いたし水でも飲もうと思ってリビングへ行くと
『優くんおっかえりー☆』
いつもよりテンションの高い名前。
聖「スー…スー…」
寝ている一聖。
燕「優遅いよ〜ヒック」
顔が赤い燕。
樹「ずっと待ってたんだぞ〜」
いつもと変わらない一樹。
将「あ、せっかくつけてやったのにはずしてるし」
誰でもはずすよバカ。
…ちょっと待てヒックってなんだよ
ハッとして机を見ると…あぁ…やっぱり
アルコール度の高い酒が何本か転がっていた。
アルコールに弱い一聖は寝ちゃったって事だ。
名前がテンション高いのもきっとこのせいだろう。
「…おまえら何やってんだ…」
『誕生日会!!』
燕「優が喜ぶと思って…ヒック」
…いや迷惑ですが
樹「ま,みんなも一応頑張ってるから許してやってよ(笑)」
…流石王子、強い酒を飲んでもキラキラ笑顔。
「はあ…しょうがねえなあ…もう今日みんな俺ん家泊まってけ」
燕「最初っからそのつもり〜!(笑)」
こいつらはほんとに騒がしい奴らで,バカで,一緒にいて楽しい。
「…ずっと一緒にいような」
(急にどうしたの優くん。)
(そんなの言わなくても俺たちはずっ〜〜〜と)
(一緒,だね)
(グー…スピー…)
END_
⇒あとがき