兄妹(姉弟)
□えぷろん。
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んーっ…今日の作業終了!
今日もつっかれたなー。
外ももう暗いな、今何時だろ…って9時!?
どーりでお腹すいたと思った。
下にせいかいるかな…
いたらご飯作ってもらおっ
階段を下りてリビングへ。
あ、せいかいる。
『なーにやってるの』
「あっ、姉さん。作曲してるんだー」
『へー…』
PCに繋いでいるヘッドホンをせいかから取り上げ、耳につける。
『良い感じだね』
「そう?ありがとう」
せいかがニコッと笑う。
我弟ながら可愛い…。
「で、どうかしたの?」
『そうそう、ご飯作って!』
「また?しょうがないなあ…」
せいかが立ってキッチンへ向かいエプロンをつけている。
こんなにエプロンの似合う男はせいか以外きっといない(確信)
「ご飯、なにがいい?」
『なんでもいいよ』
「ん、了解」
*
「できたよ。」
『今日も美味しそうだね』
「疲れてるでしょ?だから山芋の酢の物作ってみた。疲れが取れるらしいから」
『そうなの?ありがとう』
小さい気遣いが嬉しいなあ。
「そろそろ僕に頼らず自分で作れるようになったほうがいいと思うよ?」
『作れるよ?でもせいかのご飯が一番美味しいんだもん』
「…嬉しいこといってくれるね(笑)」
END_
⇒あとがき