短編

□おれにだけ。
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「いっせーっ」


ぎゅー


俺の彼女は抱きつき魔。


暇があれば基本誰かに抱きついている。


彼氏だから他の男に抱きついてると勿論イラつくわけで。


今もちょっとイラついている。


おーい名前さん。貴方の王子が撮影から戻ってきましたよ〜。


とテレパシーを送ってみる。


気づくかな?


「名前,お前の王子が帰ってきたぞ」


テレパシーに気づいたのは名前じゃなく一聖だった


「あっ一樹!遅いよ〜」


ぎゅー


さっきから帰ってきてたよ?


名前が気づいてなかっただけだよ?


って言おうかと思ったけど,俺を見つけたらすぐに一聖から離れて俺に抱きついてきたから許してあげよう。


「男にそんなにくっついたらダメだよ」


「なんで?」


「俺が嫉妬しちゃうから」



名前は俺にだけくっついてればいいんだよ


他の男に抱きつけないくらい俺に惚れさせてあげる




END_


⇒あとがき


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