短編
□あわ。
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「メイの家久しぶりだあー!」
「確かにそうだね」
「ツアーとかで会えなかったからね笑」
「まあね」
治外法権とか色々ツアーが重なって会える日が少ない。
それなのにずっと好きでいてくれる名前は本当にいい子だ。
「あ,喉渇いてない?」
「カプチーノ飲みたいなっ」
「カプチーノ好きだね-」
自分が飲む紅茶と名前のリクエストしたカプチーノを入れながら言う。
「メイも相変わらず紅茶好きだね」
「お互い様だね」
「好きなものはそう簡単にやめれないからねぇ。」
確かに好きなものは簡単にはやめられない。
心の中で頷く。
「はい。」
カプチーノの入ったカップを渡す。
「ありがとう」
と言いながらふにゃっと笑う名前。
可愛いなあ。
「んー,美味しいっ」
カップから口を離した名前を見ると
上唇に泡がついている。
「わざとやってるの?」
「へっ?何が?」
キョトンとした顔。
気づいてなかったんだ。
「上唇に泡,ついてる」
「うそっ!?」
腕で泡を拭こうとする名前の手を掴んで,ちゅっと泡を舐めるようにキスをする。
「なあああ!!!??///」
「ん,カプチーノも美味しいね」
少し甘かったのは君の塗ってるリップクリ-ムの味?
END_
⇒あとがき