短編

□まちがい。
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トイレを済ませ、カフェへ向かう。

緩「そういや、名前は?」

『名前です』

緩「名前ちゃんかー!名前は女子だ(笑)」

『貴方は?』

緩「俺は緩菜。」

『緩菜さん?名前も女子だ(笑)』

緩「あ、呼び捨てででいいよ?あとタメ!」

『じゃあ緩菜くんって呼ぶ!』

緩「うん」

色々話をしているうちにカフェにつく。

ん?あれは…

緩「春とミズキ?」

春「あっ緩ちゃんじゃ〜ん」

緩「2人?」

ミ「暇だったからね〜」

『知り合い?』

緩「あ、うん。春とミズキ。」

2人を指差して説明する。

『初めまして。あたしは名前っていいます。』

春「…あたし?」

ミ「え、女?」

『はい』

春「え〜!男かと思った〜!」

ミ「俺と一緒くらいイケメンじゃん」

春「いや、みーくんよりイケメンだよ」

『それはないです』

ミ「あ、よかったら一緒に座る?」

名前ちゃんと2人で話したいけど、名前ちゃんも大勢のが話しやすいかな…

緩「じゃあ一緒に座らせてもらっていい?」

春「おう!おいでおいで〜」

名前ちゃんをミズキの隣に座らせたら色々大変そうなので(笑)春の隣に座らせる。

ミ「2人はどういう関係なの?」

緩「さっきコンビニで…」

と、一通りを説明する。

ミ「あはは!そういうことか!緩ちゃんなら俺も声かけちゃうな〜(笑)」

緩「うるさい(笑)」

『皆さんの関係は?』

春「バンド仲間だよ」

春がパートを説明していく。

『へぇ〜バンドやってるんですか、かっこいいですね…!』

春「DOGinThePWOってバンドやってるんだ。よかったら調べてみて!」


*


昼にカフェに入ったのに外を見るといつの間にか少し暗くなっていた。

ミ「そろそろお開き?」

春「そうだね、そろそろ暗いし。」

会計を済ませ、外へ出る。

春とミズキは逆方向だから、と別れた。


名前ちゃんと並んで歩く。

『今日はありがとう。すごい楽しかった(^^)』

緩「俺も」

『初対面の人とこんなに話したの初めて』

緩「…よかったらメアド、交換しない?」

『もちろん』

赤外線で交換する。

『ん、きた。ありがとう』

緩「こちらこそ。またお茶でもしようよ」

『うん』

緩「じゃ、俺こっちだから。」

『うん、またね』




…たまには女に間違えられるのも悪くない。


…かも?




END_

⇒あとがき




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