短編

□げーむ。
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『緩ちゃん』

「ん?あ、くっそ!おしー…」

…さっきから緩ちゃんが構ってくれない…

ツアーとかで会えなかったから久々にイチャイチャできると思ったらこれ!?

イチャイチャどころかゲームばっかりでロクに話してもないよ…

『ねえ、緩ちゃんてば!』

私が大きい声を出すと緩ちゃんはゲームを一時中断しこっちを向く。

「なに?」

『さっきからゲームしすぎ。構って?』

「あとでね」

一時中断を解除してまたゲームを始める緩ちゃん。

そうですか。

私よりゲームのほうが大事ですか。

緩ちゃんなんてピ○チ姫と結婚してろ。

何回も助けてあげてるもんね。

私なんかよりピー○姫のほうがお似合いですよ。

末永く幸せににね。

そんなことを考えつつゴロゴロする。

…ひまだなあ。

足をバタバタさせる。

「なにやってんの(笑)」

『べっつにー』

顔をあげずにバタバタを続ける。

「楽しいの?それ、」

『楽しくない。でも緩ちゃん構ってくれないじゃん』

すると今までピコピコなっていたゲームの音がピタッと止む。

「じゃあいっぱい構ってあげる」

ぎゅー

『…女の子に抱きしめられてるようにしか見えない(笑)』

「うるせー!」



END_


⇒あとがき



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