短編
□ぎゅー。
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俺の彼女は股の間がお好き。
俺が好きなお笑い番組を見ていたら,
わざわざ股の間に入ってきて
「ぎゅーってして?」
と首を傾げながら言ってくる。
お笑い番組にも限らず,
本読んでても入ってくるし,
ギターを弾いてる時も入ってくる。
…正直,ギター弾いてる時は邪魔なんだけど(笑)
「ねえ,何で股の間に入るの?」
『え,何で…?』
俺の股の間で,うーん…と悩む名前。
『…落ち着くから?』
「…疑問形なの?(笑)」
『うん』
「…俺デカいから威圧感とかない?」
『ないよ。ミズキといる時が一番落ち着く』
「ふーん…。」
俺はいつものように名前を後ろから抱きしめる。
『ねえミズキ?』
「何?」
『…なんでもないっ』
(((「さっき何聞こうとしたの?」
『…ミズキは私といて落ち着くのかなって』
「落ち着くに決まってんじゃん」
『…ふふ。うれしい。』)))
END_
⇒あとがき