短編

□きみはぼくだけのもの。
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今日はまちに待ったデートの日。


只今名前ちゃんの家のリビングで用意が終わるのを待っているところだ。


久しぶりに会うから緊張して寝られなかった、とのこと。


そんなところまで愛らしい。


バンド活動が忙しく、デートどころか会えることすら少なくなった。


1ヶ月に2.3回程度会えればいいほうかな?というところだ。


それでも彼女は嫌な顔ひとつせず、ニコニコと振る舞ってくれる。


本当に自慢の彼女だ。


…僕に似合わないくらい可愛い子だし。



パタパタパタ



「翔くんごめんなさい!遅くなっちゃって…」


わっ、可愛い。


ニーハイ履いてる。


名前ちゃんほどニーハイが似合う女の子っているのかな、と思うほど似合ってる。


僕のこと意識してかな?なんて考えつつ立ち上がる。


「じゃあ行こっか。」


「うんっ」


靴を履くと名前ちゃんが下がったニーハイをすっと直す。


腰を曲げたときにちらっと見える胸元。


…えろい。


思わず僕は名前ちゃんを抱き締め、耳元で呟く。


「胸元を見せるのは僕の前だけにしてね。」

突然のことに名前ちゃんは戸惑いながらもうんっと可愛い声で答えてくれた。


______君は僕だけのもの。



END_


⇒あとがき

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