短編

□はじめて。
1ページ/2ページ

俺と名前は付き合って半年ちょっと。

名前は男が苦手らしく俺が初めての彼氏らしい。

恋愛に関してはほとんど無知。

だから簡単には手が出せないのだ。

でも今日は名前が俺ん家に泊まりに来ている。

これは恋愛の神様が俺にくれたチャンスだろう。

このチャンス,逃すわけにはいかねえぜ…!



*



二人で晩飯食って,風呂に入る。

いよいよだ。これのチャンスを逃したらもういつになるかわからない。

勇気を出すんだ喜矢武豊!

そんなことを考えながら俺は名前が風呂から出てくるのをベッドに座って待つ。


――ガチャ


ドアを開けた名前とパチッと目が合う。

「喜矢武くん,まだ寝てなかったんだ。」

「…………」

つい無言になっちまう。

俺はそのまま無言で立ち上がり名前に近づいていく。

ガシッと肩を掴みベッドに押し倒すと名前はきゃっと小さい声をあげる。

俺は名前の唇に自分の唇を強引に押し付け,徐々に舌を入れていく。

少しづつ,二人の息が荒くなる。

何もかもが初めての名前は俺についてこようと必死で舌を絡めてくる。

こんな可愛い顔されたらもっといじめたくなる。もっとぐちゃぐちゃにしたくなる。

…流石に辛そうだったから一度唇を離す。

肩で息をしてる名前を見て,またすぐに唇を押し付ける。

唇を重ねながら,胸を触る。

んっ,といいながら腰をくねらせる。感じてる。

俺はそんなのお構いなしに触り続ける。

大人っぽい顔に合わない小さな胸(笑)

それを揉んだり,甘噛みしたり,吸ったりする。

そのひとつひとつの行動が可愛くて,えろくて,そそられる。

「きゃ…く,ん…っ」

「ゆたかって呼べよ、」

「んっ…ゆたかぁ…」

「よくできました。…じゃあご褒美に…っと」

俺は自分のモノを出して名前のに挿入しようとする。

「え!?ちょ,ゆた,まっ……!」

「なに?」

「私…初めてだしよくわかんな…」

「わかってる。優しくする。」

そう言いながら俺はモノを入れる。

「あっ…あぁ!!ん…ふぅ…」

「キッツ…」

にゅちゅにゅちゅとえろい音をたてながら,動く。

「もっとゆっくりぃぃいぃ……」

名前は涙目になりながら訴えてくるが,十分に遅くしてるつもりだ。

「…ンッ…もう無理、かも。…出していい?」

「出すって何を…!?」

そうだ名前は無知なんだ…

質問に答える暇もなく俺は果てた。

「…………………」

「…………ごめん」

「……なにこれ?」

「え。あの,だな…」

「…………なんてね。」

「は!?」

「よく分かんないけど,私愛されてるってことでしょ?」

「ああ…まあそういうこと。」

「…またいろいろ教えてね?」

「またしていいってこと!?」

「…喜矢武くんなら。」




END_

⇒あとがき
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ