亀の生活

□外出許可をください
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「俺が何を言いたいかわかるか?」
「わかんねぇよ!!」
「一人で出歩くなと言ってるんだ!!」
「はっ!!お前等を連れてったって足手まといなだけだ!!」
「大怪我をした奴の言うセリフじゃないな」
「今回はたまたまだ!!」
「そのたまたまが何回あるんだ!!ラフ、本当にいい加減にしろ!!」
「はいはい、生真面目リーダーさんのありがたーいお説教は…聞き飽きたんだよ!!」
「待て!!話はまだっ…」

バタンっ!!と大きな音とともに訪れた静寂。一人、リビングに立っているレオナルドはため息を吐いて辺りを見渡す。ラファエロを呼び止めた瞬間にミケランジェロはドナテロの部屋へと駆け込んで行ったのは覚えている。毎回毎回この口論を聞いていれば嫌にもなるだろう。ましてや今は昼間。ミケランジェロにとっては気の休まる時間だった筈だ
戻って来る気配のない末っ子に心の中で謝罪してはレオナルドは自室へと戻って行った
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