TOSロイド逆行小説

□6、捕まる蒼天使
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次の日の朝、俺はイセリアにいた
コレット達に気付かれないように隠れてだけど

『何故彼らの前に出ていかないのですか?』
「そうしたいけど、イセリアが襲われないって保障はないし・・・村は大丈夫だと判断したら追いかけるよ」

ジーニアスはどうするかわからんけどな
噂をすればジーニアスがコレット達の所に走っていった

「おはようコレット!あれ・・・ロイドは?」
「・・・まだ来てないみたいなの」

俺はここにいますよ〜だ

「呆れた〜こんな大切な日に寝坊?」
「仕方ないわね・・・予定時間は過ぎたけれど、もう少し待ってみましょう」

ええ〜待ってくれんの?先生ってばやっさし〜!出ていかないから意味ないけど
数十分待ち・・・いよいよ諦めて旅立つ素振りをみせる

「もういいだろう・・・行くぞ・・・」
「はい・・・」
「コレット!頑張ってね!応援してるから!!姉さんも気を付けて!」
「ありがとう!ジーニアス・・・」
「ええ・・・行ってくるわ」

小さくなっていく3人の背中を、ジーニアスはいつまでも手を振っていた
完璧に見えなくなったと同時に、俺は隠れていた所から姿を現す

「ジーニアス」
「うわあああああ!!!?ろっロイド!?びっくりさせないでよ〜・・・」
「ははっわりぃわりぃ・・・そんなに驚くとは思わなかった」
「それよりロイド!いつ来てたの?コレットならついさっ「ジーニアス、そのことなんだけどさ・・・」

ジーニアスの言葉を遮り、コレットが俺に嘘を吐いたことを説明する

「え・・・じゃあ・・・」
「コレットは俺を連れていく気なんてさらさらなかったってことさ・・・だから俺は・・・出るに出れなかった。」
「ロイド・・・」
「という訳で!俺、こっそりついていこうと思う!!お前も行くだろ?」
「え?!僕も?」
「ホントは行きたかったんだろ?いいじゃねぇか!」

二カッと俺は笑ってみせ、隠し持っていた荷物を取り出す

「ちゃんとお前の分のアイテムとかも用意してきたんだぜ?感謝しろよ?」
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