TOSロイド逆行小説

□12、希望の街に絶望はいらない
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その夜から俺は常にコレットの傍にいた
それでなくても前から結構近くにいるよう心掛けてはいたけど、今はぴったりと体がくっつくくらい近くにいる
よく手を繋ぐようになったし、お陰でコレットは転ばず怪我をすることもなくなった
戦闘の時はどうしても離さなければならないのは仕方ないか・・・

「ロイドってばまたコレットと手ぇ繋いでる〜」
「いいだろ別に・・・コレットが転ぶ心配もないんだし」
『コレットが羨ましいです・・・私もロイドと手を繋いでみたいです!』
(何言ってんだよ・・・ユアンが泣くぞ?)

何でこれが羨ましいんだ?わからん

「お前まで転ぶことのないようにな・・・」
「水の神殿のことは言うなっての!」
「えへへ・・・あの時はごめんねロイド」
「いいっていいって・・・・・・ああああああっ!!!?」
「どっどうしたのロイド?」

現在向かっているのはルイン
そうだよ忘れてた・・・
ルインがディザイアンに攻め込まれることに!!

『えっ大変じゃないですか!?行きましょう!』
(当然!)
「悪い皆!俺どうしても早くルインに行かなきゃならないんだった!!行ってくる!!」

先生やクラトスが何か言う前にコレットの手を離す・・・のもなんかイヤだから姫抱きで走りだす

「ちょっちょっとロイドぉおお!?なんなのさぁ?!」
「ロイド!?勝手な行動は・・・!」

ジーニアスと先生が叫ぶが返事はしない方向で

「ごめんコレット。すぐ着くから我慢してくれよな!」
「うっうん・・・」
『お姫様抱っこだなんて!?ロイド!全部終わったら絶対私も抱っこしてくださいね!!』
(何でそうなるんだよ〜?!)
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