TOSロイド逆行小説

□14、ウンディーネとの契約
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重たい空気を残したまま夜を明かし、ユウマシ湖の底でユニコーンが眠っているのを見つけ、ウンディーネと契約するためソダ島に行く
先生は水が苦手なためうんざりしていたがここは我慢してもらうしかない
しいなが祭壇に近づき振り返る

「アタシ、ちゃんとした契約は初めてなんだ・・・失敗しても怒るんじゃないよ?」

ヴォルトの件で不安なのか、しいなの表情には自信がない

「しいななら大丈夫さ!頼むぜ」

俺の言葉にしいなは頷いてしっかりと前を見る
しいなの目の前に光が集まり、ウンディーネが姿を現した

「私はミトスとの契約に縛られる者・・・あなたは何者ですか?」
「ミトスって・・・あの勇者ミトス?」

ジーニアスが疑問を口にする

「我はしいな!ウンディーネが我と契約を結ぶことを望む!」
「今はできません」
「どっどうして?!」

あーこのくだりも長いです・・・

「私はすでにミトスと契約を交わしている。2人同時に結ぶことはできないのです」
「それじゃあどうすりゃいいのさ?こんなこと習わなかったよ?」
「だったら、ミトスとの契約を破棄してもらえばいいんじゃないか?」
「そんなことできるのかい・・・?」

しいなの戸惑いにクラトスが契約について長々と詳しく説明

「ウンディーネがミトスとの契約を破棄し、我と契約することを望む」
「ミトスとの契約は破棄されました・・・では、あなた達の力がどれほどのものか試させてもらいます。武器を取りなさい」
「えっ戦うのか?」
「ええ・・・しかしあなたは後ろに控えていてください」
「俺が?何で・・・」
「あなたの力は今のままでも十分伝わっています。それに、あなたからは懐かしい感じがする・・・そんなあなたと戦うのは心苦しいです」

よくわからないけど・・・戦うなってか?

「なんて言ってるけど・・・皆いいのか?」
「いいんじゃない?最近ロイドばっか戦ってる気がするし・・・たまには休んでなよ」
「アンタがいなくてもやれるって証明しないとね・・・頼りっぱなしも何だか悪いしサ」
「私は構わん」
「働きすぎもよくないわ・・・今回くらい休みなさい」

最後にコレットが頷く

「悪いな・・・でも危なくなったら俺も加わるからな?」
「死なせるようなことはしませんので安心してください。行きますよ!」

俺は急いで後ろに行き待機

「頑張れよ皆!」
「行くよ!」

最初にしいなとクラトスがウンディーネに攻撃
それを受けたウンディーネは表情を変えずに詠唱を始める

「行きます・・・スプレッド!」

放たれた大量の水は後ろで詠唱していたコレットとジーニアスの邪魔をした

「・・・!」
「うわぁ!?びしょびしょ・・・」
「魔術に気を付けなさい!シャープネス!」

先生がクラトスに更なる力を与える

「雷神剣!」
「コリン!」

クラトスが技を決め、しいながコリンをウンディーネに向かわせる

「コリン・・・人工精霊ですか・・・だからと言って手加減はしませんよ!アクアレイザー!」

しかしウンディーネが強力な水鉄砲をコリンにぶつけた

「コリンには無理〜」
「そうみたいだね・・・危険だからロイドのとこに行ってな!」

何で俺によこすんだ?戻せばいいんじゃ・・・

「うわ〜んロイド助けて〜!」

コリンが俺の顔に飛びついてきたから引き剥がしそのまま抱っこする
・・・・・・可愛いからいっか
もふもふだし
水ばっかりで寒い場所でのもふもふはいいよなぁ・・・

「よしよし、コリンは俺と一緒に見学な」
「うん!」

おお素直!コレットは今喋れないしたまにはこういう癒しがないとな!

「ビリビリだよ!サンダーブレード!」

ジーニアスがサンダーブレード、コレットがグランシャリオで攻撃
言っちゃ悪い気がするから口には出さないけど・・・残念ながらウンディーネに弱点はないぜ

「そうだ!ユニゾン・アタックやるよコレット!」

ジーニアスの声にコレットが強く頷いた

「いくよ!ミョルニル!!」

2人の技が炸裂・・・ウンディーネは遂に構えを解いた

「あなた達の力と心、よく見させてもらいました。いいでしょう・・・・誓いを立てなさい」
「今この瞬間にも苦しんでいる人がいる・・・その人達を救うことを誓うよ」
「わかりました。私の力を契約者しいなに・・・そして・・・」

ウンディーネは俺を真っ直ぐ見つめて

「あなたに加護があらんことを・・・」

と言葉を残して消えた
どうして俺なんだ・・・?ウンディーネは俺のことを知っている?

『精霊まで過去に戻ってきているなんてないと思いますが・・・ウンディーネはあなたから何かを感じ取ったのでしょうか?』
(懐かしいって言ってたけど・・・もしかしてマーテルのことだったりして)
『さぁ・・・どうでしょう・・・』
「何でロイドだけに加護が〜ってなるのサ?」
「俺にもわかんね・・・精霊に好かれる質なんじゃねぇの?」
「もういいでしょ?早くユニコーンに会いに行こうよ」
「ああ、そうだな」
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