TOSロイド逆行小説

□3、信託の光
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今回はいやに渋ったジーニアスをなんとか説得し、やってきたマーテル教会大聖堂
祭司長からディザイアン、もといレネゲードに襲われたことを聞くと、祭司長はゆっくりと息を引き取った
ホントは今使える筈の魔法で回復させようとも思ったが、2人が見ている中でそんなことはできないと判断したのだ
ごめんな・・・助けてやれなくて・・・

「行こう・・・ファイドラばーちゃんが心配だ」
「うん・・・」

長い階段を上りきり、レネゲードと対峙しているばーちゃんを見つける

「おばあさま!!」
「コレット!逃げるのじゃ!」

ばーちゃんのその一言で、コレットが神子であると知られる

「ボータ様!あれが神子のようです!」
「そうか・・・神子の命、貰い受けるぞ!!」

向かってくるレネゲードに、俺も剣を抜く

「コレットは下がってろ!ジーニアスはコレットの傍に!」
「うっうん!」

ブンッと横からの攻撃を素早く避け、背後に回り1人目を倒す
ああ!木刀じゃなくてマジよかった!!
もう1人がその隙に仕掛けてくるが軽く受け止める

「獅子戦吼!!」

調子を確かめるためにも技を使い転倒させ、起き上がる間も与えず沈めた

「チッ・・・生意気な小僧め!ヴィータル!こいつを倒せ!!」

呼び掛けに応え、ハンマーと鉄球が付いた鎖を持った巨体が現れる
相変わらずデケーなおい
てかこいつも難なく倒したら疑われるんじゃね・・・?

「うわっとあぶな!!」

ボケッとしていると敵が容赦なくハンマーを地面に叩きつけた
うっひゃー・・・当たったらひとたまりもねぇな・・・よく生きてた前回の俺!

「死ね!小僧!!」

油断して尻餅をついていた俺はすぐに起き上がれない
あっやべ・・・もう終わりか俺の人生
何か色んな意味でごめんマーテル!!なんて謝罪をしていると・・・
ガキンッ!!と耳が痛くなる音がし、閉じていた目を薄く開く

「あんた・・・」

目の前にはやっぱりというか何というか・・・クラトスが立っていた
クラトスはチラッと俺を見てから・・・

「下がっていろ」

とだけ言った

言われなくても!!
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