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□頭痛
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「頭痛い…」
朝からずっと頭が痛くて仕事に集中できない。
今は息苦しくなったからトイレにいる
「はぁ…」
鏡の前に立って自分の顔を見ると
今にも泣きそうな顔をしている
皆にバレたら心配されちゃうから薬を飲もうと鞄をあさると
「無い…」
どうしよう。
そう思っていたら隣から声がした
『どうしたの?テヨン…』
一番心配させたくない相手が来てしまった
「ん?なんでもないよ」
頑張って笑顔を作る
『テヨン…あなた、泣いてるよ?』
「えっ?」
嘘だと思いながら鏡を見ると、頬に流れている液体は間違いなく私の涙だった