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□~出会い~
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オイラは立ち上がりそのまま歩いて行こうとしたが、
かなり足の傷が深い傷らしく、立ち上がれなかった…
女が座り込んでいるオイラを見て、
いきなり足を引っ張り、オイラのズボンをめくった…
「あ…テメェなにすんだ!」
オイラは叫んだが女は無視し足に青白い光を当てる……
すると足がだいぶ楽になった…
多分これは医療忍術をしているんだろう…
オイラはそう思い、
しばらくおとなしくしていると女が口を開いた。
「急にごめんなさい…でも…その…足の傷がほっておけなくて…」
女は申し訳なさそうに言った。
……………
沈黙が続いたが、オイラは沈黙が嫌いだ…
「そぅいや…お前なんて名なんだ?…うん?」
オイラは女に喋りかけた。
女は医療忍術をしながら口を開く。
「いの…山中いのです…」
「いのか…」
オイラがそう言うと女がオイラに質問を仕返した…
「貴方はなんて名前なんですか…?」
「オイラはデイダラだ…うん。」
「デイダラ…さん…ですね…」
どうやらいのはオイラが暁だってことに気づいてないらしい…