短編

□夏祭り
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今日は播磨学院野球部の練習は休みで、部員たちはそれぞれ休みを満喫していた


その頃冴木宅では雅がリビングでテレビを観ながらくつろいでいる


雅「あ〜暇…お母さん、勇吾は?」


「勇吾?2階にいると思うわよ?確か…」


雅「暇だし勇吾と遊びに行こ〜!」タッタッタ


「あらら…まあ何とかなるか…」


雅は2階に上がるとまっすぐ弟の部屋に向かい、勢いよくドア開けて部屋に入った


バン!!!


雅「ゆ〜ご〜!!遊ぼう!!ってあれ?」




冴木「ん?どうしたんだ?」


部屋に入ると私服に着替えた冴木がいた


雅「あれ?どっか行くの?」


冴木「まあな、ちょっと隣町の祭りに行ってくる」


雅「祭り!?私も行きたい!!!」


冴木「いいぞ…って言いたいんだけど、今日はダメ!」


雅「え?…なんで…?亜希やコウと行くんじゃないの?」


冴木「聖と遊びに行くんだよ。本当は亜希も誘おうと思ったんだけど、なんか2人が良いって言われたからさ」


雅「…え?それってもしかして…」


冴木「じゃあ俺行くな!」


そう言って冴木は出かけていった






雅「…お、お母さん!!!」ダーッ


「どうしたの?あ、お菓子食べる?」スッ


雅「ありがとう!!…じゃなくて!勇吾が女の子と、で、デートに行ったんだよ!!」


「亜希ちゃんと行ったの?ホント昔から仲良いわね」ズズー


雅「違うよ!聖ちゃんっていう違う子なの!可愛い子なの!」


「あら、それはめでたいわね!夕飯はすき焼きにしようかしら」


雅「え?すき焼き?わーい!!…じゃなくて!!」


「勇吾が言うには野球友達なんでしょ?遊びに行くぐらい良いじゃない」


雅「ダメ!勇吾が聖ちゃんに取られちゃう!私の夢が…」


※夢は本編で言ってます、探してみてね!


「でも聖ちゃんって可愛いんでしょ?その子じゃダメなの?」


雅「……ありかも…は!危ない、危ない…私は亜希推しなの!」


この後雅の熱弁が始まり、そして夕飯はすき焼きだったみたいだ
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