企画編
□スーパー鬼ごっこ 8話
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ゲームは終盤に入り、鬼は50人にまで増えていた
「どこにいるのよ!」
「出てきなさい!!」
巽「(見つかったら終わりだな…)」
50人もいるともう逃げ場はほとんど無くなっていた
逃走者にできるのは少しでも捕まるのを遅くして、
他のメンバーが捕まるのを待つだけだった
川崎「(ここまで来たら後は運だ!)」
宮本「(少しでも長く逃げるしかないんだ)」
そんな中、巽は2階図書館付近を歩いていた
するとその近くを鬼を見かけた
巽「(ちっ、ここにもいるか…早めに逃げておくか…)」
そう思い、来た道を戻ろうとしたが、
「ここにもいないわね…」
「じゃあこっちに行ってみよ!」
巽「(マジか!!)」
前と後ろで挟まれてしまい、逃げ場が無くなった
巽「(どうすれば…!?)」
…………………
「そっちいた?」
「いなかったよ、どこにいるんだろ…」
「とりあえず引き返そう」
タッタッタ……
鬼が立ち去った後、近くにあった掃除道具をいれているロッカーが開いた
巽「危なかった…意外とばれないもんだな」
ロッカーに隠れたことでなんとか鬼との遭遇を回避できたみたいだ
巽「しかしロッカーの中に隠れるなんて小学生ぶりだな」
ここまで来たらなりふり構ってられない