高校編D

□165話
1ページ/4ページ




合宿が始まり、三日目…



御影「……次、ラストです!」



「「「「「おっしゃぁああ!!」」」」」ダッ



部員達は今日も早朝から練習に励み、今は最後の走り込みをこなしていた



依織「(負けて、たまるか…!!)」タッタッタ



山中「(まさかここまでやれるとは…これは嬉しい誤算ですね)」


巽「(初日こそあれだったが、二日目からは練習も飯も他の部員達と同じだけこなしている…)」


今宮「(負けず嫌いの性格か功を奏したな、初日のダメっぷりがよっぽど悔しかったんだろ)」



その依織はというと、かなり息があがっているものの、



依織「(『女だから』って絶対に言わせない…!!私は、意地でもやりきってみせる…!!)」タッタッタ



亜希「(…もう大丈夫そうかな)」


冴木「(依織、頑張ってるな…俺ももうちょっと頑張るか!)」



並々ならぬ気合が感じられたのだった





………………………………………





そして夕食後、



山中「…では皆さん、あとは自由行動です。自主練する人、身体を休める人、自身で考えて行動してください」



「「「「「はい!!」」」」」



それぞれが部屋に戻ったり練習に向かう中、



清水「今宮、今日もお願いしても良い?」


今宮「良いぞ〜、ちょっと待ってくれ〜」



今日も清水は今宮を自主練に誘おうとしていた



今宮もその誘いに乗ろうとしたところ、



宮本「…すみません、ちょっと良いですか?」



二人の間に宮本が入ってきたようだ



清水「宮本?どうしたの??」


宮本「あの…清水さんには申し訳ないんですが、今宮さんにちょっと用事がありまして…」


今宮「俺に?宮本からは珍しいな」


宮本「はい、難しそうですかね…?」


今宮「俺は別に構わないけど…」チラッ


清水「あ、良いよ。じゃあ今日は違う人にお願いするね」


宮本「すみません…では今宮さん…」


今宮「おお!清水、悪いな!」スタスタ



清水「(しかし、宮本から誘うのは珍しい…何だろう…??)」
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ