高校編D

□161話
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そして入学式も無事に終わり、



「では今日はここまで。明日から授業が始まるから。忘れ物はするんじゃないぞ」



入学式とあってか、HRも早く済み、放課後となる



千夏「(疲れた…やっぱ最初は慣れないな…)」



自身の席に座っていると、依織が近くにやって来たようだ



依織「ほら、のんびりしてないで行くわよ」


千夏「…どこに?」


依織「そりゃあ体育館に決まってるでしょ」


千夏「……どうして??」


依織「どうしてって…勇吾センパイ達がいるからよ」


千夏「冴木さん達が体育館にいるの??」


依織「はぁ…何も知らないのね…良いから行くわよ」スタスタ


千夏「ちょっ…待ってよぉ!」タッタッタ



千夏はよくわからないまま、



依織と一緒に体育館を目指すのであった





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そして体育館に到着すると、



ガヤガヤ…



多くの人達が集まっており、



これから何かが行われるようだ



千夏「うわぁ…凄い人…しかも一年生ばっかり…」キョロキョロ


大崎「あ!いおっちに千夏ちゃん!遅いっスよ!」


依織「ちょっといろいろあってね」


大崎「先輩達、大丈夫っスかね??」


広澤「たぶん大丈夫…凄く練習してたし…」


千夏「(練習??)」



疑問に思い、三人に尋ねようとするその前に、



「では只今より、先輩達による、新入生のための部活動紹介を行います!」



パチパチパチ…



千夏「部活動紹介…?」



依織「そ、毎年入学式の後に行われてる行事なんだってさ」


大崎「野球部も参加しているみたいっス!」


千夏「へぇ〜…」


大崎「それで野球部は毎年二年生が何かをするのが伝統らしいっスよ!去年は全力でスリ○ーを踊ったって言ってたっけ?」


広澤「清水さんがマイ○ルをしたとか…」


依織「嫌々させられたみたいだけどね」


千夏「そうなんだ…それで今年はどうするの??」


大崎「まあ見てのお楽しみで!」


千夏「(お兄ちゃん、何するんだろ…)」



様々なユニークな出し物を楽しみ、



いよいよ野球部の出番が来たようだ



「それでは、野球部の皆さん、どうぞ!」



そして体育館ステージに出てきた冴木達の恰好は…



千夏「あれって…」



大崎「そう!ホーミング娘っス!」



どうやら部員全員でコスプレをして踊るみたいだ
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