高校編D
□166話
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巽は宮本から離れ、マネージャーから水を貰い、それを口にしていた
『今から半年以内まで…それ以降はいつになるかはわからないみたい』
巽「(……あと4か月後…それまでに答えをだせるのか…)」
(…つ…さん…)
巽「はぁ…」
千夏「巽さん!!」
巽「……ん?宮本…妹か、どうした?」
千夏「どうした?じゃないですよ!監督から伝言で、この回で交代、靴を履きかえて他の選手達と外周らしいですよ!」
巽「…そうか、わかった」
千夏「…ボーっとしてましたけど、大丈夫ですか?」
巽「ああ、ちょっと考え事をしていただけだ」
千夏「考え事…??」
巽「たいした事じゃねぇよ…とりあえず、伝えてくれてありがとう」
千夏「は、はい!」ニコッ
大崎「お、珍しい光景!千夏ちゃん、笑顔…」
宮本「…」ゴゴゴッ
大崎「(さ、殺気!?ど、どうして!?)」
川崎「…通常運転だから気にするな」
冴木「おお!シスコンは今にh……亜希「勇吾!!ドリンクいらない!?」バッ
冴木「お、サンキュー!ちょうど欲しかったんだよ!」ゴクゴク
亜希「(危ない…勇吾が単純で良かった…)」ホッ
依織「…ああ、皆さんが言っていたシスコンというやつですか」
御影「きょ、兄妹で仲良しっていうのは良いことじゃないかなー」
依織「そうですか?好きな人がシスコンだったら残念な気持ちになります」
御影「………そりゃあ私もちょっとは思うけど…でもそこまで言わなくても…」ボソボソ
依織「??何か言いました??」
御影「な、何でもないです…」
依織「……??」