紫に染まる

□微糖
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「‥‥うぇ。苦いー。」




「美紅ちんどしたの〜?」



「自販機でココア押したつもりが間違って隣のコーヒー押しちゃった。しかも微糖‥‥。」



「美紅ちん苦いの嫌いだもんね〜。」




「どーしよー。飲まないともったいないしなぁ。」





「んーどれどれー。あー、確かに苦いかも〜。」




「もったいないけど捨てようかなぁー。」


















「あ、いいこと思いついた。美紅ちん、それちょーだい。」




「いいけど?どうするの?」





紫原は美紅から受け取ったコーヒーを口に含んだ。









「敦くん?何してる‥‥‥‥んッ!?」









急に口を塞ぐものだからびっくりして反射的に口を開いてしまった。



と、同時に流れ込んでくる液体。これ、もしかしてさっきのコーヒー?





そしてそのままごくんとコーヒーを飲み込んだ。




しかし、敦くんはそのままキスをし続けた。







流石に苦しくなってきたので敦くんを思いっきり押し返すとやっと放してくれた。










「どーだった?甘かったでしょ〜?」







そう言ってへらっと笑う彼にこれなら飲めそうと呟いたらコーヒーの中身が無くなるまでキスの雨が続いたのだった。







苦味さえも


















(が、学校でなんてことをしているのだよ!////)



(緑間くんは純情ですね。でも流石にあの二人のバカップルっぷりには僕も胸焼けがします‥‥。)



(つーか美紅っちも美紅っちっスよね‥‥。あの子天然なんスか?)



(もー!2人とも可愛すぎ!!羨ましいなぁ〜。私もいつかテツ君と‥‥‥‥////きゃー!/////)

















甘く変える魔法。

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