SIREN

□体質なんです。
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「……」
『……』
ここは宮田医院。村唯一の病院である。大学生である私が何故こんなところで課題を進めているかというと、私は村に昔から住んでいる宮田先生とは長い付きあいであり、こないだケーキをくれたお礼もふまえて病院を自由に行き来させてくれるらしかった。



「……ふん〜ふーん♪」
『…あの。』
「…はい?」
『鼻歌をやめてほしいのですが』
「…あ!すみません。癖になってるもんで…宮田先生お仕事中ですものね!」
『わかって頂ければ、それで』
と言って、宮田はカルテの方へと視線を戻した。






「ふん、ふふーん♪」










『あの。』










「はい?」






『……もういいです。』








「えー…気になるじゃないですか!」









































体質なんです。
(この女、どれだけ人の話を聞かないんだ…)

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