エリアの騎士(男主)
□エピソード1
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今日で兄ちゃんが死んで1年。
僕はセブンと一緒に兄ちゃんの墓参りに来ていた。
駆「兄ちゃん、僕江ノ高に行くことにしたよ。兄ちゃんの日記に書いてあった荒木さんのいる江ノ高に」
兄ちゃんが認めるほどパスのうまい選手がいたことにも驚いたけど、それ以上に僕は兄ちゃんが天才と認めた荒木さんのパスを受けてみたいんだ。
奈「私も一緒に江ノに行くので心配しないでくださいね?傑さん」
セブンも一緒に江ノ高に行くと決めたみたい。
はやく江ノ高に行ってみたいよ!
駆「それじゃあ兄ちゃん、次は江ノ高に入学してからまた来るよ」
奈「入学するためにまずは試験に受からないとね?」
駆「わ、わかってるよ!」
奈「また来ますね傑さん」
待っててね兄ちゃん!僕は絶対江ノ高でサッカーするんだ!
駆「じゃあセブン、僕は桶を返してくるよ」
奈「うん、先に出口で待ってる」
さて、帰ったらまた受験勉強だ!
奈「傑さん…………ーーーはいつ戻ってくるのかしら…………」
最後にセブンがそう言ったことに僕は気づかなかった。