ヤマカカ漫画みたいなモノ
□追憶
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20130626・27
ヤマト『どうしたんですか?急に立ち止まったりして…』
カカシ『………、』
ヤマト『…センパイ?』
カカシ『テンゾウ、お前この場所を憶えているか?』
ヤマト『………、』
ヤマト『……えぇ、…忘れたくても忘れられません…、』
カカシ『………、そうだな…。』
ここは……
暗部の任務で血で血を洗う戦場になった場所だ。
ボクはまだ経験の浅い未熟な忍で恐怖に駆られて戦線を離脱してしまった…、そんな戒めの場所でもある…。
カカシ『酷い惨劇だったな…、オレは隊長として失格だ…。』
ヤマト『………、』
ニコッ。
ヤマト『…そんな事ないですよ、アナタはあの劣悪な状況下で最善を尽くした。
それは誰もがわかっている筈、』
カカシ『………、』
ヤマト『それに……、アナタはボクを救ってくれたでしょ?』
ヤマト『……あまりの惨劇に正気を失ったボクをこう抱き締めて…。
大丈夫だ、オレがお前を守ってやる…』
ヤマト『一緒に里へ帰ろう…って』
カカシ『……ッ…、』
ギュッ
カカシ『…あぁ…、そうだ…ッ、オレはもう二度と同じ過ちは繰り返さないッ!!』
ヤマト『…ボクもです、』
ボクはあの時誓いました。
アナタの背負う怒りと哀しみ…そして計り知れない重圧を、ほんの少しでもいい…今度はボクが取り除いてあげるんだって。
センパイ、今のボクはアナタの力になれているのでしょうか…。
End.