ヤマカカ漫画みたいなモノ
□イチャイチャ
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20130701
キリ番500ナル様のリクエスト。
『イチャイチャなテンカカ』
(でも全然イチャイチャじゃなくてすみません(死…))
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ここはオレの住居だったと思うんだが………。
アイツは毎朝我が物顔で通ってくる。
ぎゅ〜ッ
ヤマト『先輩おはようございます』
カカシ『………あぁ、』
ヤマト『今日は非番なのに早起きですね』
大きな瞳をキラキラと輝かせ、嬉しそうな笑顔でオレの体に絡み付いてくる。
俺達暗部は己の精神状態をより良い状態に保つ為、仲間内で触れ合い癒し合う習慣がある。
恐らくコイツにとっての『癒し』がコレなのだろうから特に不思議な事じゃない。
もっとも、今、オレもコイツも第7班の御守りをしている訳だから暗部独特の緊張感はないとも言えるのだが…習慣とは恐ろしいものである。
ヤマト『………、今日も綺麗ですね…』
カカシ『………あん?』
ヤマト『いえ、あのッ何でも…ッ』
カカシ『………、』
ヤマト『それより先輩、どうせ今日も朝食まだでしょ?ボク作りますから待っていて下さい』
頬をほんのり紅く染め何かをはぐらかす様なしぐさで台所へ駆けて行く、まるで嫁だな……。
カカシ『………、』
パタン…。
だが現実、俺達はただの先輩と後輩。
その筈だった…。
少なくともオレにとって、お前がいなくて眠れない夜を過越す様になるまでは…。
カカシ『………、』
ヤマト『先輩〜、脱いだ服くらい片付けましょうよ。
ボクはアナタの家政婦じゃないんですから』
ニコッ。
カカシ『……テンゾウ、キスしようか?』
ヤマト『…え!?…』
カカシ『家政婦しに来てる訳じゃないんでしょ?
じゃ、毎日オレんちに何しに来てんの?』
限界…かな?
アイツがオレに好意を持っている事はなんとなく感じていた。
お前が悪いよ…、いつまでたっても手を出して来ないんだから。
アイツの唇を捉え舐めとり口内へ己の舌を侵入させてかき混ぜてやる。
ヤマト『…ん…、はぁ…///』
カカシ『…テンゾウ、お前これだけで感じてんの?』
ヤマト『……センパイッ…、ボクはッ…////』
口の中で混ざった生温かい液体をゴクリと呑み込み合う。
ヤマト『好きです…、センパイ』
カカシ『……ッ…、』
ギュッ
今度はアイツから唇を重ねてきた。
深く貪欲にまさぐられ体が熱を帯びてくるのがわかる。
カカシ『…ん…、はぁ…ふ』
ヤマト『…ボクは…、ずっとアナタが欲しかった…』
快楽で朦朧とする意識の中でオレはアイツの震える声を聞き口端を引き上げる。
『テンゾウ…、オレもお前が欲しかった』
そう言い掛けて唇を噛む、
オレには誰かを愛する資格などないのだから
声に出せない返事の代わりにオレはアイツの背中をぎゅっと抱き締めた。
End.