MORE(ロー長編)【完結】

□no.12
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次の日の朝、わたしはベポの部屋で目を覚ます。


わたしは治療室生活が終わってからはベポと一緒の部屋で生活している。


あいにく部屋はどこも満室で、わたし以外は男の人ばかり。


なのでずっと一緒にいて、人間の女には興味を示さないオス熊のベポと一緒の部屋になった。


シャチさんはベポとケンカしたらいつでも俺のとこにこいって言ってたけど、


それを聞いたペンギンさんがシャチだけは絶対にいくな と言っていた。


わたしが目覚めるとベポは部屋にいなかった。


わたしは寝過ごしたかな?と時計を見る。


いや、いつもならまだベポは寝ている時間。


わたしはベポを探しに外に出た。


ベポを探し回っていると、途中トイレから出てきたローさんに会った。


「あ!ローさん おはようございます(*^^*)」


「あぁ。起きるの早ぇな」

「ベポが部屋にいなくて…探しているんです!」


「ベポ?ベポならさっき俺の部屋に洗濯物を取りにきたから洗濯場だろ」


「そうなんですか!\(^^)/ありがとうございます いってみます♪」


わたしはローさんにペコッと頭を下げて洗濯場に向かった。


するとそこには大量の洗濯の山をせっせこせっせこ干しているベポの姿があった。


「ベポー♪\(^^)/」


「ん?お!カブトムシ!!\(^^)/どうしたの こんな早くに!」


「起きたらベポの姿がなくて探してたの!\(^^)/」

「今日は俺が洗濯当番だから早起きしたんだ!昨日、シャチの野郎が洗濯当番忘れてたからいつもの倍の量だよ(;_;)」


「ベポ、わたしも手伝う♪\(^^)/」


「いいよ、カブトムシはまだゆっくりしときなよー」

「いいの♪」


そしてわたしとベポは山積みにされている洗濯物を1つずつ1つずつ清々しい日の下に干していった。


洗濯って当番でしてるんだ!


いい仕事見つけた♪


ローさんに聞いてみよ♪


ベポと朝の風に当たりながら洗濯するのはとても気持ちがよかった。


洗濯が終わると二人で食堂にいきコックさんにジュースをもらった。


「お嬢ちゃん、オムライスありがとよ!うまかった」

そう言われ嬉しくなった。

ベポともらったジュースを甲板に座って飲んでいたら、次々と寝起きのクルーがやってきて甲板で各々ゆっくりしていた。


ちょこんと座ってジュースを飲んでるわたしたちを見てシャチさんは、


「海賊ならどかっと座って酒でも飲めよ 二匹そろうと可愛くみえる」


と笑った。


そんなシャチさんの話にペンギンさんが


「カブトムシはベポ2号だな」


と笑った。


そしてペンギンさんがみんなにわたしが夜食担当になったのを伝えていた。


あ!そうだ


「ペンギンさん!\(^^)/」


「ん?どした?」


「洗濯ってみんなでされてるんですよね?」


「あぁ そうだけど」


「もしよかったらわたしが毎日みんなの洗濯してもいいですか?\(^^)/」


それを聞いていた他のクルーは歓喜の声を上げた。


「まぢかー こんな嬉しいことがあるのか!!」


「俺、洗濯当番ほんとに嫌だったんだよな」


と、喜んでいた。


ペンギンさんは、


「そりゃあ俺らは助かるけど、大丈夫なのか?夜食も作って大変なのに…」


「だってわたし、みんなが船のことしたり練習したり鍛えてるとき何もしてないんです。だからわたしにさせてください(*^^*)♪」


「そっか それは本当に助かるよ」


「じゃ、ローさんに伝えておかないと♪」


わたしがそう言うと、


「「ぃぃ ぃぃ ぃぃ!!船長には言わなくてもいい!!」」


とみんなが口を揃えて言った。


「え?」


「俺らが怠けてるように思われるからだろ」


とペンギンさんが教えてくれた。


「お前ら、洗濯なくなった代わりにその分日々の鍛錬ちゃんとしろよ」


「「「船長!?!?」」」


わたしの後ろにはいつきたであろうかローさんがいた。


そしてわたしに


「あんまこいつらのために気を使うな さぼり癖がつく」


と言った。


「わたしも働かないとさぼり癖がついちゃうので(*^^*)」


と笑って答えた。


また1つこの船でのお仕事が増えました♪

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