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□ミニスカートは好きですよ、脚が見えますし
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空が青くすんでいる。鳥も楽しそうに仲間達と飛び交う。今日の正十字学園町も悪魔はおらず平和です。
「名無しさん。今日も可愛いですね」
「あぁ…平和なんて嘘です。悪魔より質の悪いのが今来ました」
「悪魔より質の悪い…?僕は正常です。だから今日こそはミニスカートはいてもらえませんか?」
「はい無理、はいノット正常。そしてUターン!」
目の前にいるのは私が通う祓魔塾の対悪魔薬学の講師の奥村雪男先生だ。
祓魔塾に入ってから何故か気に入られて毎朝こんな調子だ。
「つーかさ、何故あんたは頑なにミニスカを強制するんだ?」
「名無しさんの生足をみたくてつい」
「ついだ!?わざわざ生足見る宣言する人がいるのにはくと思ったの!?」
「じゃ、何で名無しさんはミニスカートを嫌がるの?僕が見てあげるのに」
「確かに先生はイケメンだ秀才だもてはやされてますけどね!変態ですからね!ドがつく変態ですからね!!」
「名無しさんが…っ!イケメン?秀才?照れるな…」
「都合いいな!?」
「名無しさんからみても僕はイケメンか。罪作りだなぁ…」
「変態にナルシストかぁ…質悪っ!?」
顔を赤くした奥村先生を無視して塾へと続く鍵で塾へと向かった。
ミニスカートはすきですか?
『ミニスカートは好きですよ、脚が見えますし』
end