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□先生は神様だ
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「うっしー今から抜き打ちテストすっぞー」
「はぁっ!?テスト?イキナリとかまじありえね!!」
「抜き打ちつったろ!」
「私大丈夫かなぁ」
「名無しちゃんなら大丈夫やと思うで!」
「廉造本当にそう思う?」
名無しの目と志摩の目がピタリと合う。
5秒後…
「すんません」
「ですよね〜」
「おい!志摩お前俺の名無しと5秒も目会わせてんじゃね!!-10点だ!!」
「えぇ!?」
「ジジィの名無しじゃねー!!お、俺の……ゴニョゴニョ…」
「兄さん弱っ!!」
「テスト配らないの?」
「お、わりぃわりぃ。カンニングするなよ!社会的抹殺してやるからな〜校長が」
「校長が!?」
「社会的抹殺!?」
各々は震えながらテストに取り組む。
名無しもテストを見る。
なになに…
1問 獅郎先生の好きな食べ物は?えっと…ミカン?
2問 獅郎先生の得意なことは? 盗撮だな!
3問 2問目に盗撮と書いたあなた社会的抹殺です。
怖っ!
4問 獅郎先生が今一番欲しいのは?
金だよ多分…
5問 5x+4(8y-2x)=4yについて xに4を代入しyについて解け
……わかんない
「どないやねん!!!!」
バンとテスト用紙を机に叩きつけたのは勝呂。
顔が般若見たいになってるけど…大丈夫?
「3問目なんやねん!てか、テストこれってなんのテストやねん!!」
「やねんやねんうるせぇーな。"獅郎先生について知ろう!駄洒落じゃねーから!!"って書いてあるだろ?」
「うわぁ〜この駄洒落おもろい!!」
「さすが名無し!」
「俺3問目と5問目わかんなかったぜ。名無しわかったか?」
「わかんなかったぁ〜難しくない?」
「だよな〜」
「こないなテスト真面目に受けるなや!藤本先生なんやねんアンタ」
「先生?先生は神様だ」
「もういっそ傲慢通り越して清々しいな!!」
「神様だからどんなテストを作ってもいいんだ!!」
「先生すごっ!!権力あるんだね〜」
「そないなわけあるか!!」
「名無し……そんな純粋で清らかな目でみるなよ」
「先生?」
「名無しちゃんの威力凄まじいね」
神様だからなにしてもいんだもーん!!
「そないなわけあるかぁぁぁ!!」
end