日常生活

□正十字学園恐るべし
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『公務室は涼しいなぁ〜いや涼しいなぁ…』


「名無しさんお疲れさま。休憩終わったら次はここだからね」

『わかりましたよー』


「じゃ、僕は持ち場戻るから」


『お疲れさまでーす。……はぁー公務長も忙しい人だね〜さってと私は学園内の清掃活動っと』











『あららら?目指すは正十字学園南棟の男子便所と女子便所だったはずなのに購買まで来てしまった!!は!腹が空いたと基礎的本能でたどりついたのか!って!!つなぎな私だけすごい浮きようなんですけど!?』


「ここにも掃除のおばちゃんいたんだな!」


『だぁれがおばちゃんだぁ!!私は21歳だ!!君も私を笑うんだろう!?なんでつなぎの人いんの!貧乏?って!チクショー貧乏で何が悪いんだよ!!』


「おお落ち着けよ!俺が悪かったからよ!!五月蝿くするともっと目立つぞ」


『……取り乱してしまった!!少年!私は学園内南棟の男女のトイレに行かなければ!でさ、少年今暇かいな?』


「おう!!案内してやるぜ!」


『た、頼もしい!!因みに私は名無し。年上だけど敬語はいらないから!』


「名無しか!!奥村燐だ!!よろしくな!」


『うんうん燐君って癒し系だね〜じゃ、案内頼むね』


「おう!頼まれたぜ!」


『にしても正十字学園って広いね〜!燐君って高1?』


「俺は高1だ!!名無しは学園内の掃除してんのか?」


『そうだよ。あとは学園の噴水前にならんでる花壇の手入れとか木の手入れもそうだよ。基本は花壇の手入れかな』


「噴水前の花壇か!!俺いつもあそこ通るぜ!朝から綺麗でよーいつもそこで頭がボーッとしてんのが一瞬で冴えるんだ!!」


『燐君!!ありがとう!そう言ってもらえると私も嬉しいなぁ…へへ』


「っ!!そ、そか!!っ…あれ、っかしなぁー」


『燐君どーした!!』


「俺あそこの"一見女子だけどただただスカートはいた男子"の木見るの四回目だ」


『あぁ!よく"一見女子だけどただただスカートはいた男子"の木ってわかったね!!あれ暇で理事長にイライラしてたから木に八つ当たりしちゃった時のやつだわ〜』

「木に八つ当たりするなよ!?お前一応掃除のおばちゃんだぞ!」


『お姉さんだゴラァ!!燐君って話しとかしてると回り見えなくなってるタイプだと思った意外と器用なんだね〜』


「へへ、そうか!」


『あるぇ?やっぱり違うか!』


「?名無し俺よく考えてみたけど南棟何て知らねーわ!!納豆?」


『今さらおせーんだよ!?』


「へへ、悪ぃ!!」












生徒も把握していない正十字学園内装…

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