日常生活

□午後一時のティータイム
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『あぁ…明日の準備しに理事長室呼ばれてるんだった!えーと鍵はっと…』


ガチャ


『おじゃましマンボウー』


「名無し!」


『アマイモンくっぐふっ!?』


「こらアマイモン。名無しさんから奇っ怪な声が上がったぞ離れろ」


「すいません名無し」


『いや…アマイモン君のタックル日に日に強度増すね…てて。でもアマイモン君と抱き合えるのはお姉さん幸せだよ!へへ』


「名無し可愛いです」


『いやいやアマイモン君のが可愛いでしょ?』


「お二方私を前にして何をしてるんです。名無しさんは私とアマイモンとでの接し方に高低差がありまくりですよ!」


『アマイモン君はアマイモン君。理事長は理事長。いい歳なんだから分かりますよね?』


「くっ…反則ですよ!はぁ…まぁいいです。明日の準備できたのでしょう?」


『あ!そうだった!明日の祓魔塾で使う材料取りに来ました』


「悪魔薬学に使う薬草の種も何個か取り寄せました。あとはこれです!」


『アサガオの種?』


「はい☆今年はビバ☆クールビズです!目指せエコ目指せグリーンカーテン!!あわよくば学力向上を!!」


「ぐりーんかーてん…名無しなんですか?それ」


『花たちのツルや葉っぱで作るカーテンだよ。自然のカーテンなの。アマイモン君知らないなら明日祓魔塾で種植えする?』


「わーい」


「名無しさん!なにかんがえてんですか!?」


『少なくとも私はアニメ萌え等とは考えてません。むしろ断固拒否(メフィスト限定)』


「かっこが丸聞こえですよ!アマイモンはかりにも八候王の地の王ですよ?危険すぎますよ」


「大丈夫です。やります」


「何が大丈夫なんだバカ者!!」


『まぁ大丈夫ですよ清掃員研修生って設定でつなぎと作業用のキャップ被ってれば…っ!?』


「?」


「名無しさん?」


『あ、アマイモン君の尖りがキャップを被るとなくなる!!何これ!楽しぃー!』


「はぁ…名無しさんは緊張感がないですね。わかりました。アマイモン明日名無しさんの指示に従って参加させてもらえ」


「わーい」


『良かった良かった』


「しかし名無しさん!」


『?』


「貴女には今回アマイモンの件を譲りました。見返りをさせてもらいます」


『見返りぃ?えげつな!理事長!!』

「夏休みも近いですね!夏休みに塾の生徒達を海につれていきます。もちろん下級悪魔討伐という少し実践的な任務です。まぁ、それは建前、名無しさんにも参加してもらいます」


『え!?いやだよ!髭むしるよ!』

「名無しさん!髭引っ張らないでください!駄目ならアマイモンも明日いかせませんが悪しからず」


『ずっこーい!!ずっこいわー!厭らしい悪魔だな!!』


「悪魔ですから☆」


『都合いい言葉!!文字通りで逆にウザイ!!』


「え!?まぁ…悪魔は事実ですから☆名無しさん清掃活動で疲れてるじゃないですか?任務と言う名の休暇を与えてるんです。それに下級悪魔討伐といえどなにがおこるか分かりませんし…上一級祓魔師様がいれば安全ですよ☆」


『最後が本音かぁ…まぁいいけど』


「では、話は終わりです!早めのティータイムにしましょう。アインス☆ツヴァイ☆ドライ」


ポンッ


「どーぞ名無しさん」


『どーも』













午後一時のティータイムは味気なかった(メフィストのせい)
「だからかっこが丸聞こえですって!」

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