日常生活

□一流祓魔師の過去
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「腹一杯だぁ!」


「私も!!」


《大義であった小童。愉快愉快。来年も死んでなかったら小童よくるがよい。愉快愉快》


『りょーかい!!』


《今年も大義に免じ災厄、魔を避け豊作へ導こう。小童愉快大義であった》


『妙なミドルネーム入れてくるなよ』


《愉快愉快……》


「消えちゃった!!」


『んや、ちゃんとここにいるから大丈夫!!さ、祷りの札おいとくからな大明神……帰ろっか』


「おう!でもよ、名無しが実戦してるの見たかったぜ!」


「私も」


『機会があったらね。基本は公務員の仕事だから』


「名無しは祓魔師なのになんで公務員の仕事ばっかりしてるの?」


「俺も思った!!名無し強ぇーじゃん!!みたことねーけど」


『見たことないなら言わない。私はしないんじゃなくてさせてもらえないの』


「んでたよ?あ、名無し変態だからか!」


『あたってねーよ!?いつから私は変態の位置付けになったんだぁぁ!!失敬な!!』


「じゃーなんでだよ!?他に考えらんね!!」


『考えてよ。心から考えてみ?』

「わかんね」


「私も!!」


『即答かい!?はぁ…しかたないなぁー……ほれ!』


「のわぁっ!!いきなり服脱ぐなよ!?馬鹿か?あ、馬鹿か!」


「スッゴいでかい傷跡!!名無しこれどーしたの?」


「ほ、本当だ刀傷みてー!!」


『刀傷だよ刀傷!!ちょっと昔話をすれば私の称号は医工騎手と手騎士と騎士だったんだよね〜』


「おっ!さっき竜騎士って言ってなかったか?」


『うん。昔は騎士だったんだけど接近戦は私に向かなかったからね』


「聞かせろよ!気になってしかたねーよ」


「うんうん。私にも教えて!!」


『変なとこで妙に子供っぽいなぁ…。はぁっー…昔の任務の時にね



[天性の才能か知らないけど私って悪魔の声聞こえるのよ!凄くね?ね!凄くね?]


[すげーじゃんすげーじゃん!で?]


[……棒読みだぁ。今日の任務はねいつも祓魔師が一方的に悪魔祓ってんじゃん?話を聞いてみたいんだ…]


[馬鹿だろ?死ぬのが落ちだ]


[でも悪魔にも悪魔なりに思うことがあるんだって!だからね?手出さないでよ!]




「名無しらしいな〜」


「うんうん!で、それでどーなっだの?」


[これって…]


[狂怖神(ウグラヴァイデ)だな。こんなところにいるなんてな…。しかも"悪魔堕ち"してるんだけど]


[狂怖神さーん!どーしたんですか!]


[ばっ!やめろ名無し!今すぐ祓う!!やつの致死説は……]


[何があってあらぶってるんですか?]


《黙れぇ…祓魔師が》


[はい祓魔師です。でも悪魔を一方的に祓うのは祓魔師だけど間違ってると思うんです!!だから荒ぶっている理由を求む!!]


《愚かだ…人間とは愚かだ。愚行を働いた貴様ら人間が……。高貴なる神を踏みにじり、挙げ句は悪者にまでしたて自らを正当化させた人間が…》


[皆が皆同じだと?]


《貴様のようなやつが一番嫌いだ。ウワベだけの綺麗事を並べて。お互い干渉できぬものらが和解できるとでも?》


[イエス!!和解できるとも!!]


《口が過ぎるようだな。なかなか愉快なやつだったが消えろ》


[名無しっ!]


[っぐぁわ!?]


《己の醜き心を見直せ。悪魔や神に情を抱き祓うこともできぬ弱者めが。それなら愚行をみとめ開き直るほうが余程ましだ》


[名無しっ!?]






『ってな具合よ!』


「……」


『だから私みたいな祓魔師は任務も与えられないのさハハハハッ!』














一流なんてでまかせ
ただの落ちこぼれ祓魔師さ







atgk
あわわわ!ちょいシリアスだ!!あと一回過去の話してギャグいきたいです!!

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