日常生活
□志が同じなら仲間じゃん!
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『でね、大怪我してそれこそ命に別状はなかったけど…』
[馬鹿なことしかできないのか!?頭のネジが足りないなら手術しろ!!手術しても直らないのなら祓魔師を止めろ迷惑だ!!]
『バディを組んでた相方は私との任務を放棄。それ以来あったことはなかったけど…』
[あら、頭のおかしな上一級祓魔師さんよ]
[一応上司だぜ挨拶してこいよ!]
[嫌よ!私までバカ呼ばわりされるじゃない!!悪魔の声が聞こえるんて嘘よ!]
[当たり前だろ?構ってほしかったんだよ!]
『それから任務も減って祓魔師やめよーかなー…ってなってたときにあの2人に出会ったんだよね』
「あの2人?」
「理事長さんでしょ?」
『そう!』
「もう1人は?」
『獅郎さんだよ』
「っ!?」
[名無しじゃねーか!]
[……ども]
[元気ねーな?腹へってんのか?まぁ、なんももってねーけど!!]
[藤本…。名無しさんアインス☆ツヴァイ☆ドライ!]
[紅茶?]
[名無しさんが行ったことは間違いなんかじゃありませんよ]
[……そーだ。悪魔を一方的に祓うやり方は俺も疑問を抱いてる。悲しすぎるよなそんなの?聞こえちまうんだろ?]
[……うん。だから私は…]
[だからといって身を盾にするやり方はあまり得策ではありません。名無しさん。口で押さえられない悪魔は祓いなさい]
[……はい]
[祓魔師なら少しは覚悟しなきゃな?だから名無しはそれをちゃんと自分で判断するんだ!!いいなぁ?]
[わばぁりばした…っ!]
[可愛らしお顔がクシャクシャですね?]
[名無しは可愛いな!泣いとけ泣いとけ!!気がすむまで!!胸貸してやるよ!]
[うわぁぁぁん!]
『当時17で、日本支部のメフィストに引き取られて。公務員兼祓魔師やってるんだよ!「身を隠すなら傘の下に来ませんか」だってよ!あんまり任務こないけど!!ニシシっ!』
「名無しの祓い方俺は好きだぜ!」
「私も!!私だって悪魔を一方的に祓っちゃうのはやだよ!ニーちゃんみたいに友達になれるかもしれないし!」
《ニー!》
『しえみちゃん…』
「俺だって悪魔の言い分聞いて祓ってやりてぇ!だから名無しは自信もてよな!親父も言ってたんだろ?」
『うん』
「いまはまだメジャーじゃねーけどいつか祓い方が名無しの方法ににりゃいいのになぁ!そしたら無駄に血も流さなくていいのによ!」
『燐君…』
「そうだね!!私も早く祓魔師になりたいな!その時は名無し竜の祓い方教えてね!!」
「俺も俺も!」
『ありがとぉ"……じえみちゃん燐ぐん…っ!』
「泣け泣け!すっ飛ぶまで胸貸してやるよ!」
[名無しは可愛いな!泣いとけ泣いとけ!!気がすむまで!!胸貸してやるよ!]
『じろーさんっ!燐ぐんのせいでっ!ひっく!ばかぁ…っ!!』
「え!?俺?」
「名無し泣かしてるみたいだよ〜燐!!」
「泣きやめー!!」
『うわぁぁぁん!!』
志が同じなら仲間じゃん!だから一人で泣くなよ!