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□海へ行こう
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「やっーたぁぁぁ!!」
「こら、騒がない」
「騒がずにはいられないよ!メフィスト大好きぃー!」
「現金な方ですね」
私名無しは今夏の醍醐味とも言える海にやって来ました!!
朝から駄々をこねてたらつれてきてくれました!!やっぱりメフィストは優しいなぁ…。
「やっぱり人が多いなぁ…。メフィストだったらプライベートビーチ持ってそうなのに」
「持ってますよ☆」
「え!?」
「私も書類やらなんやらを溜め込んでいるので早く帰れる方がよいかと☆」
なるほどだから近場の海なのか!本当はメフィストと二人だけで海に来たかったけどまぁ、仕方ないか。
「メフィスト海いこ!」
「私は見てますよ☆名無しはいってきなさい。ここでみてますから☆」
「むぅー…ばぁーか!1人でいいもーんだ!!」
名無しは浮き輪を片手に担ぎながら羽織っていた上着をメフィストに放り投げて海へとかけていった。
そんな名無しの上着を優しい手つきでたたむメフィスト。
「全く……可愛らしいお方だ」
腕捲りした腕で書類を2、3枚手に取る。
さすがに今日は正装姿ではないがまだ暑そうなスーツ姿。
そんな白いスーツの上着をぬぎ名無しの上着と並べて置く。
早く持ってきた分の書類に目を通し名無しと遊んでやろうとメフィストは肩に力を入れた。
「(可愛らしい名無しの為です。早く終わらせますか!)」
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