憂いが混ざる空の果て

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「じゃ、私の使い魔?使い守護神様は全員で7人なんですね」


『はい』


『そうッス!!』



キリークとタラークが教えてくれたのは、他5人の能力等。

一人一人が司るものは違うらしくそれによって戦いかたも思考回路も違うらしい。

因みにキリークは"無限慈悲"タラークは"無限の智恵"を司るらしい。

まぁ、言葉で聞いても私にはなにがなんだかさっぱりなんだけどね!!

そんな思いを顔には微動も出さずもくもくと話す2人と兄上を見る。


よく口回るなぁ…



「で、アマイモンさんは何故にそんなにピタリとくっついているんですか?」


「ベヒモス口を開けてください」

《ガァァー…》


「しかとぅー!?」



ソファーに座る私の左にピタリとくっつくアマイモンさん。
私の話をしかとぅー(シカト)してるけどかなり近い位置にアマイモンさんは座ってる。

なんなんだろうなぁ…とか考えながらアマイモンさんのお菓子を1つつまんだ。



「……ほう…興味深い☆名無しさんはどう感じましたか?」


「はひは?(なにが?)」


「……」


『主様はお茶目ッスね!』


『……』



お菓子を食べていたせいでなにがなんやら。

首を傾げてみれば兄上さんとキリークはため息をタラークはキャッキャッとはしゃぐ。



『か、可愛ッス!!』


「そんなに細くて見えてるの?」

「失礼極まりないですね。貴女の目もあってないようなものですよ☆」


「どーいう!?」



目が細いってか!?気にしてんだぞばかやろー!!

ムスッとして兄上さんをにらみつけてやった。
睨むならタダだ!!



「いっだぁぁ!!」


「おや失敬☆」



机したで兄上さんに足を踏まれた。そのピエロみたいな靴で足を踏まないで欲しかった。

なんとか悶えたくなる衝動を押さえた。



「で、なんの話でしたっけ?」


「名無しさんマイペースすぎますよ」


『矜羯羅の魔剣の話です』


「矜羯羅(コンガラ)の魔剣?」



はい出ましたぁー。

新しい言葉に私は頭を押さえたのだった。










end

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