・.+MAIN:.+
□結局のところ。
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「いいじゃんか、冬獅郎。」
「馬鹿じゃねぇの、お前。」
少しだけ掠れた、高校生らしいその声と、
低い掠れ声の、身長に全くそぐわないその声のやりとり。
どうやら、一護が言った「お願い」が、気に食わなかったようで。
「だーから。なんでそんな事しなきゃなんねぇんだよ。」
「・・…寒い、から・・?」
「俺に聞くな。」
“抱きしめていいか?”
さらっと言ってのけた一護の顔を、冬獅郎はまじまじと見つめ、
思いきり否定したのだ。
いいじゃんか、付き合ってるんだから。と、これまた恥ずかしいセリフを淡々と吐く。
冬獅郎はなんだかやりきれなくて、顔をそむけ反抗している。
ぬ、と黒い人影が背後に忍び寄る気配がして、慌てて振り向いた時には、
時既に遅し。
「・・・・ッ・・・・・・・・!??」
身体が硬直する。
「なーんだ。お前だって身体冷えてんじゃんか。・・へへ、あったけぇだろ?」
耳元で囁くように呟いた一護の声。心臓が今にも口あたりから飛びでてきそうだ。
「お前、馬鹿じゃねぇの・・」
やっとのことで発したその言葉。最後の方はなんだか力が抜けて、怒ってるつもりなのに、ふぬけた声になってしまった。
「馬鹿は冬獅郎だろ?いつまでも強がってんじゃねーよ?」
「はあ!?俺のどこが馬鹿だって・・…」
ぐい。と、顎を引かれて、一護と最短距離で目が合う。途端に言葉を無くし、息を飲む。
「それ以上逆らうと、罰が下るぜ?」
「・・・・?・・罰だと・・?」
なんとなーく、嫌な予感がした冬獅郎。若干腰を引いて、後ろにたじろごうとするが、
一護の眼力がそれを許さない。
「逃げんな。」
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管理人のつぶやき(・ω・)
この後何が起こったかはわかりますよね(^^)←
うん。すいません(え